二級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第68問: 流動層燃焼における炉内脱硫(層内脱硫)のしくみに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
流動層燃焼における炉内脱硫(層内脱硫)のしくみに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 3. 流動層燃焼では、層内に石灰石(CaCO3)を送入すると、これが分解して生じた酸化カルシウム(CaO)が燃焼で生じたSO2と反応して硫酸カルシウム(CaSO4)として固定され、炉内で脱硫を行うことができる
流動層燃焼は、炉内の砂などの粒子層に石灰石(CaCO3)を混ぜて送入すると、燃焼中の脱硫(炉内脱硫・層内脱硫)を行うことができる。石灰石は流動層のおよそ700〜900℃という比較的低い燃焼温度のもとで分解(か焼)して酸化カルシウム(CaO)となり、これが燃料の硫黄分の燃焼で生じたSO2および酸素と反応して硫酸カルシウム(CaSO4)となり、固体として灰とともに層内に固定される。このため排ガス中のSOxを低減でき、別置きの排煙脱硫装置を省略または簡素化できる。したがって選択肢3が正しい。「燃焼温度が非常に高いため炉内脱硫はできず必ず排煙脱硫装置が必要」は誤りで、流動層燃焼はむしろ比較的低温であるため石灰石による炉内脱硫が可能である(選択肢1は誤り)。「炉内脱硫に用いるのは食塩でSO2を塩として固定する」は誤りで、用いるのは石灰石(CaCO3)であり、SO2は硫酸カルシウム(CaSO4)として固定される(選択肢2は誤り)。「硫黄分は気体のSO2のまま層内に固定される」は誤りで、硫黄分は固体の硫酸カルシウム(CaSO4)となって固定される(選択肢4は誤り)。「石灰石を送入する主な目的は燃焼温度を高めてNOxの生成を促進すること」は誤りで、石灰石送入の目的は脱硫であり、流動層燃焼は低温燃焼のためNOxの生成もむしろ少ない(選択肢5は誤り)。
関連キーワード: 流動層燃焼・炉内脱硫・石灰石・硫酸カルシウム・SO2
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