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二級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第67問: 重油の灰分に含まれるバナジウムによる高温腐食に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題 67 / 68あと 1 問で 100% に到達
上級燃料及び燃焼

重油の灰分に含まれるバナジウムによる高温腐食に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

解答と解説を先に見る(クリックで展開)

正解: 1. 重油の灰分に含まれるバナジウムは、燃焼によって生じた酸化バナジウム(V2O5)が過熱器など高温の伝熱面に溶融付着し、高温腐食(バナジウムアタック)を引き起こすことがある

重油(特にC重油)の灰分にはバナジウム(V)が含まれることがあり、燃焼によって酸化バナジウム(V2O5)を生じる。V2O5は融点が低く(およそ700℃前後)、過熱器・再熱器管など高温になる伝熱面に溶融した状態で付着し、金属を激しく侵す高温腐食(バナジウムアタック)を引き起こすことがある。したがって「重油の灰分に含まれるバナジウムは、燃焼によって生じた酸化バナジウム(V2O5)が過熱器など高温の伝熱面に溶融付着し、高温腐食を引き起こすことがある」は正しい(選択肢1が正しい)。「バナジウムによる腐食は最も低温になる伝熱面でもっとも激しく起こる」は誤りで、バナジウムによる腐食は高温部で起こる高温腐食であり、低温部で起こるのは硫酸による低温腐食である(選択肢2は誤り)。「重油中のバナジウムは燃焼しても酸化物とならず腐食性をもたない」は誤りで、燃焼によりV2O5などの酸化物となって強い腐食性を示す(選択肢3は誤り)。「高温腐食を防ぐには金属温度をできるだけ高くするのがよい」は誤りで、金属温度がV2O5の融点以上に高くなると溶融付着による腐食が進むため、伝熱面の金属温度を下げる、添加剤(マグネシウム系など)で灰の融点を上げる、バナジウム分の少ない燃料を用いる、などが対策となる(選択肢4は誤り)。「バナジウムは気体燃料に多く含まれ都市ガスの燃焼で高温腐食を起こす」は誤りで、気体燃料は灰分をほとんど含まずバナジウムも含まないため、高温腐食の主原因とはならない(選択肢5は誤り)。

関連キーワード: バナジウム・高温腐食・V2O5・過熱器・重油灰分

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