建築物環境衛生管理技術者 構造・設備・清掃 練習問題 第54問: エスカレーターの安全装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
エスカレーターの安全装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. インレットスイッチ(ハンドレール引込口安全装置)は、移動手すりの引込口に手指や異物が引き込まれそうになった場合に、これを検知して運転を停止させる装置である
インレットスイッチ(ハンドレール引込口安全装置)は、移動手すり(ハンドレール)が本体に引き込まれる引込口に、手指・衣類・異物などが巻き込まれそうになった場合にこれを検知し、エスカレーターの運転を自動停止させる装置です。選択肢4の記述は正しいです。
「非常停止ボタンは機械室内の制御盤に設ける」は誤りで、エスカレーターには昇降口において踏段の昇降を停止させることができる装置を設けなければならず(建築基準法施行令第129条の12第4項)、緊急時に誰でも操作できるよう乗降口付近に設置されます。「制動装置は加速度が2.5m/s²を超えないように踏段を制止させる」は誤りで、制動装置は、動力が切れた場合や人又は物が挟まれた場合などに自動的に作動し、踏段に生ずる進行方向の加速度が1.25m/s²を超えることなく安全に踏段を制止させるものとされています(同条第5項)。
「踏段くさり安全装置は速度が速すぎる場合にのみ作動する」は誤りで、踏段くさり(ステップチェーン)安全装置は踏段チェーンが異常に伸びたり切断したりした場合に作動して運転を停止させる装置です。「逆転防止装置は設けられておらず停電時に自由に逆走する」は誤りで、エスカレーターには上り運転中の踏段が下降方向へ逆走することを防ぐ逆転防止装置(過速・逆転検出装置)が設けられています。
移動手すりの引込口での巻き込みを検知して止めるのがインレットスイッチで、踏段チェーンの異常な伸びや切断で止めるのが踏段くさり安全装置です。
根拠・参照資料: 建築基準法施行令第129条の12
関連キーワード: エスカレーター・インレットスイッチ・制動装置・非常停止ボタン・踏段くさり
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