測量士試験 写真測量(空中写真・UAV写真) 練習問題 第2問: 鉛直に撮影した一対の数値写真で、撮影基準面上の点の視差(左右の写真での像のずれ。撮影基準面での主点基線長に当たる)が80.00 mmであった。撮影基準面上に立つ
鉛直に撮影した一対の数値写真で、撮影基準面上の点の視差(左右の写真での像のずれ。撮影基準面での主点基線長に当たる)が80.00 mmであった。撮影基準面上に立つ塔の頂点と基部の視差差は2.00 mmで、頂点の視差の方が大きい。撮影基準面からの撮影高度を1,500 mとするとき、塔の高さに最も近いものはどれか。ただし、視差差が小さいとみなす近似は使わない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 36.6 m
正解は「36.6 m」です。撮影基線長をB、画面距離をf、撮影基準面からの撮影高度をHとすると、高さzの点の視差は p = f×B÷(H−z) です。
基準面上の点の視差 b = f×B÷H と、塔の頂点の視差 b+Δp = f×B÷(H−h) から f×B を消すと、H×b = (H−h)×(b+Δp) となり、h = H×Δp÷(b+Δp) が得られます。値を入れると h = 1,500 × 2.00 ÷ 82.00 ≒ 36.6 m です。
「37.5 m」は分母をbだけにした近似式 H×Δp÷b の値で、頂点では視差そのものが大きくなる分を無視しています。「38.5 m」は分母を b−Δp(78.00 mm)とした値です。
「71.4 m」は視差差を2倍の4.00 mmと読み違えて 1,500 × 4.00 ÷ 84.00 とした値、「75.0 m」はそれを近似式で計算した値です。視差差から比高を求める式は、比高 = 撮影基準面からの撮影高度 × 視差差 ÷ (基準面の視差 + 視差差) で、分母は頂点の視差です。
関連キーワード: 視差差・比高・主点基線長・撮影高度・鉛直写真
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