危険物取扱者 乙種第4類 危険物の性質と消火 練習問題 第95問: 移動タンク貯蔵所から地下タンク貯蔵所へ灯油を荷卸ししている間に、運転者が注入口の付近を離れたため、地下タンクが満量になって灯油があふれ、周囲に流出した(架空の設
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移動タンク貯蔵所から地下タンク貯蔵所へ灯油を荷卸ししている間に、運転者が注入口の付近を離れたため、地下タンクが満量になって灯油があふれ、周囲に流出した(架空の設例)。灯油の性状と、この種の事故の火災予防に関する記述として、誤っているものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 3. 注入ホースの破れ目から霧状に噴き出した灯油に着火するおそれがあるかどうかは、液温が引火点に達しているかで判定できる。
労働安全衛生総合研究所は、灯油のような高引火点の液体でもミスト(霧状)になると常温で着火するようになり、各種の静電気放電で着火しうると報告しています。霧状に噴き出した灯油は液温が引火点より低くても着火するおそれがあり、液温と引火点の比較では判定できないので、3が誤りです(これが正解)。灯油のモデルSDS(CAS 8008-20-6)では、比重0.8で水に不溶、引火点37〜65℃、蒸気密度4.5(空気=1)です。水より軽く水面に広がり(1)、20℃では液温が引火点より低いので液面付近の蒸気は燃焼範囲の下限値に達せず(2)、蒸気は空気より重く低所にたまります(5)。ガソリンを入れていたタンクに灯油を入れると、残ったガソリンの蒸気に灯油の帯電による放電で着火するおそれがあり、政令第27条第6項第4号ヘも静電気等による災害を防ぐ措置を求めています(4)。
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する政令第27条第6項第4号ヘ
関連キーワード: 灯油・荷卸し・引火点・燃焼範囲・静電気
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