危険物取扱者 乙種第1類 危険物の性質と消火 練習問題 第35問: 無機過酸化物に関する記述として、誤っているものはどれか。
無機過酸化物に関する記述として、誤っているものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. アルカリ金属の過酸化物の火災には、大量の水で冷やす消火が適する
過酸化ナトリウムや過酸化カリウムなどのアルカリ金属の過酸化物は、水と反応して発熱し、酸素を発生する。危険物の規制に関する政令は、第1類の危険物のうちアルカリ金属の過酸化物について水との接触を避けることとしており(第25条第1項第1号)、政令別表第五でも、アルカリ金属の過酸化物の火災には、屋内消火栓設備や棒状の水を放射する消火器などの水を用いる消火設備は適応しない(乾燥砂や炭酸水素塩類等の消火粉末が適応する)。
したがって4が誤りで、これが正解である。
1は正しい。過酸化ナトリウムは不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する(職場のあんぜんサイトのモデルSDS)。
2は正しい。国際化学物質安全性カード(ICSC 1606)は、過酸化ナトリウムが皮膚に付いたときは、少なくとも15分間多量の水で洗い流すとしている。
火災の消火に水を使えないことと、皮膚に付いたものを水で洗い流すことは別である。
3は正しい。過酸化バリウムは、加熱すると分解して酸素を生じる(モデルSDS・ICSC 0381)。
5は正しい。モデルSDSの適用法令で、過酸化カルシウムも第1類の無機過酸化物とされている(無機過酸化物には、アルカリ金属の過酸化物のほか、過酸化カルシウムや過酸化バリウムなども含まれる)。
根拠・参照資料: 消防法別表第一、危険物の規制に関する政令第25条第1項第1号、別表第五
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