危険物取扱者 乙種第1類 危険物の性質と消火 練習問題 第19問: 塩素酸ナトリウムや塩素酸カリウムなどの塩素酸塩類が関係する火災の消火に関する記述として、最も適切なものはどれか。
塩素酸ナトリウムや塩素酸カリウムなどの塩素酸塩類が関係する火災の消火に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 大量の水を注いで、冷やして消火する方法が有効である
塩素酸塩類の火災には、大量の水を注いで冷やし、分解が進まないようにする方法が有効であるので、4が正しい。国際化学物質安全性カード ICSC 1117(塩素酸ナトリウム)も、消火に大量の水を使用するとしている。
危険物の規制に関する政令別表第五でも、塩素酸塩類は「その他の第一類の危険物」に当たり、棒状の水を放射する消火器などに○がある。
1は誤りで、塩素酸塩類は分解して自ら酸素を出すので、二酸化炭素で周りの酸素を減らしても燃焼は止まりにくく、同表でも二酸化炭素を放射する消火器はこの欄が空欄である。
2は誤りで、塩素酸塩類は水と反応して塩素を出す物質ではなく、水に溶ける。注水が有効である。
3は誤りで、ハロゲン化物を放射する消火器もこの欄が空欄で、適応するものとされていない。
5は誤りで、棒状・霧状の強化液を放射する消火器は、同表でその他の第一類の危険物に適応するとされている。なお、消火に使った水に溶けた塩素酸塩類が木材や布に染み込んだまま乾くと、強い酸化剤が残って燃えやすくなるので、後始末では十分に水で洗い流す(同カードは、汚染された衣服は火災の危険があるため多量の水ですすぎ洗いするとしている)。
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する政令別表第五
関連キーワード: 塩素酸塩類・大量の水・冷却消火・強化液・二酸化炭素
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