建築設備士 第一次試験(学科) 建築設備 練習問題 第29問: 官庁施設の基準(国土交通省の建築設備計画基準 令和6年版)に示された空気調和設備の設備方式と熱源設備の計画の考え方として、最も適当なものはどれか。ただし、記述に
官庁施設の基準(国土交通省の建築設備計画基準 令和6年版)に示された空気調和設備の設備方式と熱源設備の計画の考え方として、最も適当なものはどれか。ただし、記述にない緩和や例外は考えないものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 熱源設備は、負荷特性に応じて機器の台数分割、蓄熱、排熱回収等の採用を検討して選定する。
「熱源設備は、負荷特性に応じて機器の台数分割、蓄熱、排熱回収等の採用を検討して選定する」が適当です。建築設備計画基準は、熱源設備を冷熱源機器と温熱源機器の組合せ方式か、冷温熱源同一機器(1 台で冷水と温水をつくる機器)による方式とし、負荷特性に応じて機器の台数分割、蓄熱システム、排熱回収システムなどの採用を検討して選ぶとしています。
「…機器を集約し、大容量の単一機器とする…」は誤りで、基準が検討するとしているのは機器の台数分割です。負荷の大小に合わせて運転する台数を変えられるように分けます。
「設備方式は、必要な機能を確保したうえで、建設時の工事費(イニシャルコスト)が最も低くなるように検討して選定する」も誤りで、設備方式は、必要な機能を確保するとともにライフサイクルコスト(建設から運用、保全、廃棄までにかかる費用の合計)を低減できるように検討するとされています。建設時の工事費はその一部にすぎません。
「エネルギー等の系統は、建物単位の一系統にまとめる…」も誤りで、設備方式の選定では、エネルギーなどを適切に系統分けし、それによって計測や計量が行えるように検討するとされています。熱源設備は負荷特性に応じて台数分割・蓄熱・排熱回収を検討し、設備方式は建設時の費用だけでなくライフサイクルコストで比べます。
出典: 国土交通省『建築設備計画基準 令和6年版』第4編第1章第1節(2)①⑤・第2節(1)を基に作成(要約・加工)。
関連キーワード: 熱源設備・冷温熱源同一機器・台数分割・ライフサイクルコスト