技術士 第一次試験 基礎科目 4群 材料・化学・バイオ 練習問題 第10問: PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)で、あるDNA断片を増やす。初めのコピー数は500個とし、各サイクルでは、その時点にあるコピーのうち割合E(増幅効率)が複製されて
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)で、あるDNA断片を増やす。初めのコピー数は500個とし、各サイクルでは、その時点にあるコピーのうち割合E(増幅効率)が複製されて、それぞれ1つずつ新しいコピーができるものとする。Eが0.90で一定のとき、25サイクル後のコピー数(個)として、最も近い値はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 4.65×10⁹
「4.65×10⁹ 個」が最も近い値です。NHGRIのPCRの解説(Polymerase Chain Reaction Fact Sheet)のとおり、PCRは加熱してDNAを1本鎖に分け、ポリメラーゼが元の鎖を鋳型に新しい鎖を合成するサイクルを繰り返し、できた鎖も次の鋳型になります。
各サイクルでその時点のコピーのうち割合Eが複製されるので、1サイクルでコピー数は(1+E)倍になり、nサイクル後はN=N₀(1+E)ⁿです。
N=500×1.90²⁵
1.90²⁵≒9.31×10⁶ なので N≒500×9.31×10⁶=4.65×10⁹ 個
常用対数でも、log₁₀N=log₁₀500+25×log₁₀1.90=2.699+6.969=9.668、10^9.668≒4.65×10⁹で一致します。「1.20×10⁹」は倍率を2×0.90=1.80とした値、「1.51×10¹⁰」は500×2²⁵に効率0.90を1回だけ掛けた値、「1.68×10¹⁰」は効率を無視して毎回2倍とした値、「2.96×10¹²」は500×e^(0.90×25)と連続的な増え方で計算した値です。
関連キーワード: PCR・ポリメラーゼ連鎖反応・増幅効率・コピー数・鋳型
模試 (30問)
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