1級土木施工管理技士 (第一次検定) 施工管理法 (応用能力) 練習問題 第15問: ある工種の品質特性について、規格が下限 18・上限 26 と定められている。安定した工程から得た測定値のヒストグラムは一つの山の形で、平均値 24.0、標準偏差
ある工種の品質特性について、規格が下限 18・上限 26 と定められている。安定した工程から得た測定値のヒストグラムは一つの山の形で、平均値 24.0、標準偏差 σ = 1.0 であった。この結果に基づく工程の判断と処置として、適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. ばらつきの幅は規格の幅に収まるが、平均値から上限までが 3σ に満たないので、平均値を規格の中央 22 に近づける処置を先に行う。
「ばらつきの幅は規格の幅に収まるが、平均値から上限までが 3σ に満たないので、平均値を規格の中央 22 に近づける処置を先に行う」が適当です。工程能力は、規格の幅とばらつきの幅 6σ を比べて評価します。
規格の幅は 26 − 18 = 8、ばらつきの幅は 6 × 1.0 = 6 で、工程能力指数 Cp = 8 ÷ 6 ≒ 1.33 と、ばらつき自体は規格に収まります。一方、平均値の偏りを考えた指数 (Cpk) は上限側 (26 − 24) ÷ 3 ≒ 0.67、下限側 (24 − 18) ÷ 3 = 2.0 で、小さい方の 0.67 が工程の実力です。
1.0 に届かないため、上限を超えるものが出るおそれがあります。中央 22 に寄せれば両側とも 4 ÷ 3 ≒ 1.33 になります。
「規格外れはほぼ出ない」は上限側の余裕 2σ を十分とみた誤りです。「中央に寄せても…3σ の余裕がとれない」は、中央からの余裕 4σ を見落としています。
「23 まで下げれば…1.33 に届く」は誤りで、平均 23 の上限側は (26 − 23) ÷ 3 = 1.0 にとどまります。ばらつきの幅が規格に収まり平均が片側に寄っているときは、狭い側の余裕で評価し、まず平均を規格の中央に寄せます。
関連キーワード: ヒストグラム・工程能力指数・平均値の偏り・標準偏差・品質管理
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