1級土木施工管理技士 (第一次検定) 施工管理法 (応用能力) 練習問題 第3問: 工期10か月の道路改良工事で、工程管理曲線 (バナナ曲線) により出来高を管理している。5か月目の末の時点で、計画の出来高累計は60%、上方許容限界は70%、下
工期10か月の道路改良工事で、工程管理曲線 (バナナ曲線) により出来高を管理している。5か月目の末の時点で、計画の出来高累計は60%、上方許容限界は70%、下方許容限界は50%であり、実績の出来高累計は45%であった。この時点の判断と措置として、適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 実績が下方許容限界を下回り遅れているので、原因を調べて工程を見直し、クリティカルパス上の作業に人員や機械を増やす。
「実績が下方許容限界を下回り遅れているので、原因を調べて工程を見直し、クリティカルパス上の作業に人員や機械を増やす」が適当です。工程管理曲線 (バナナ曲線) は、計画の出来高累計の曲線の上下に上方許容限界と下方許容限界の曲線を引いたもので、実績がこの2本の間 (許容の帯) にあるかで進捗を判断します。
実績45%は下方許容限界50%より50−45=5ポイント低く、帯の外 (下側) にあるので遅れです。工期に関する基準 (中央建設業審議会) 第2章(10) は、工程の遅れが全体の工期の遅れにつながらないよう、クリティカルパス上の作業の進捗を促進する進捗管理を求めています。
「余裕日数の多い作業から順に」は誤りで、余裕のある作業を速めても全体の工期は縮みません。「差15ポイントは…幅20ポイントの内」も誤りで、帯の内かは実績と下方許容限界を比べて決め、45%は50%を下回ります。
「特定し終えてから、発注者に報告する」も誤りで、同基準第1章(6) は、遅れを生じさせる事象が生じたら速やかに発注者に報告し、原因を分析して責任の所在を特定したうえで協議するとしています。
関連キーワード: 工程管理曲線・バナナ曲線・下方許容限界・クリティカルパス・進捗管理
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