1級電気工事施工管理技士 (第一次検定) 施工管理法 (知識) 練習問題 第5問: 「電気設備の技術基準の解釈」上、最大使用電圧が 6,900 V の交流の電路のうち、電線にケーブルを使用している部分の絶縁耐力試験を、直流電圧を電路と大地との間
「電気設備の技術基準の解釈」上、最大使用電圧が 6,900 V の交流の電路のうち、電線にケーブルを使用している部分の絶縁耐力試験を、直流電圧を電路と大地との間に連続して 10 分間加える方法で行う。このときの試験電圧として、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 20,700 V
「20,700 V」が正しい値です。電気設備の技術基準の解釈 (経済産業省の内規) 第15条は、高圧又は特別高圧の電路の絶縁性能として、15-1表の試験電圧を電路と大地との間 (多心ケーブルでは心線相互間及び心線と大地との間) に連続して 10 分間加えて耐えること (第一号)、又は電線にケーブルを使う交流の電路では 15-1表の試験電圧の 2 倍の直流電圧を同じように 10 分間加えて耐えること (第二号) を定めています。
15-1表では、最大使用電圧 7,000 V 以下の交流の電路の試験電圧は最大使用電圧の 1.5 倍の交流電圧です。したがって交流の試験電圧は 6,900 × 1.5 = 10,350 V、直流で行うときは 10,350 × 2 = 20,700 V です。
なお 6,900 V は、公称電圧 6,600 V の電路に第1条の係数 1.15/1.1 を掛けた最大使用電圧にあたります。「10,350 V」は交流で行うときの値で、直流の 2 倍を掛けていません。
「13,800 V」は最大使用電圧に 2 倍だけを掛け、1.5 倍を抜かした値です。「15,525 V」は交流の試験電圧 10,350 V にさらに 1.5 倍を重ねた値で、直流の倍率 2 倍を 1.5 倍と取り違えています。
この規定は電技省令 第5条第2項の絶縁性能の要求を具体化したものです。「交流は 1.5 倍、ケーブルを直流で試すならその 2 倍、どちらも 10 分間」と覚えましょう。
根拠・参照資料: 電気設備に関する技術基準を定める省令第5条第2項
関連キーワード: 絶縁耐力試験・直流耐圧試験・高圧ケーブル・試験電圧