1級電気工事施工管理技士 (第一次検定) 電気工学等 (電気設備・関連分野・設計図書) 練習問題 第9問: 高圧屋内配線に関する記述として、「電気設備の技術基準の解釈」上、不適当なものはどれか。
高圧屋内配線に関する記述として、「電気設備の技術基準の解釈」上、不適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. がいし引き工事は、接触防護措置を施し、展開した場所又は点検できる隠ぺい場所であって乾燥した場所に限って施設する。
「がいし引き工事は、接触防護措置を施し、展開した場所又は点検できる隠ぺい場所であって乾燥した場所に限って施設する」が不適当です。電気設備の技術基準の解釈 第168条第1項第一号(経済産業省の内規)は、高圧屋内配線の工事をがいし引き工事とケーブル工事に限り、がいし引き工事は「乾燥した場所であって展開した場所に限る」としています。
がいし引き工事(がいしで電線を支え、造営材から離して張る工事)は、目で見える展開した場所でしか使えず、点検できる隠ぺい場所には乾燥していても施設できません。接触防護措置を施すことは正しくても、場所の範囲が広すぎます。
がいし引き工事による場合は、接触防護措置を施し、電線の支持点間の距離を 6 m 以下(造営材の面に沿って取り付けるときは 2 m 以下)とし、電線相互の間隔を 8 cm 以上、電線と造営材との離隔距離を 5 cm 以上とします(同項第二号)。ケーブル工事による場合は、管その他のケーブルを収める防護装置の金属製部分、金属製の電線接続箱、ケーブルの被覆に使う金属体に A 種接地工事を施し、接触防護措置を施すときは D 種接地工事によることができます(同項第三号)。
低圧のがいし引き工事(第157条)の電線相互 6 cm 以上と比べ、高圧は 8 cm・5 cm と広い点に注意しましょう。「高圧のがいし引きは乾燥した展開した場所だけ、8 cm と 5 cm」と覚えましょう。
根拠・参照資料: 電気設備に関する技術基準を定める省令第56条第1項
関連キーワード: 高圧屋内配線・がいし引き工事・ケーブル工事・離隔距離