1級電気工事施工管理技士 (第一次検定) 電気工学等 (電気設備・関連分野・設計図書) 練習問題 第4問: 定格電流 100 A の過電流遮断器で保護された低圧幹線から低圧分岐回路を分岐し、分岐回路の過電流遮断器を施設する。分岐点からその過電流遮断器までの電線の長さと
定格電流 100 A の過電流遮断器で保護された低圧幹線から低圧分岐回路を分岐し、分岐回路の過電流遮断器を施設する。分岐点からその過電流遮断器までの電線の長さと、その電線の許容電流の組合せ(長さ・許容電流)のうち、「電気設備の技術基準の解釈」上、その位置に過電流遮断器を施設することが不適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 6 m・30 A
「6 m・30 A」が不適当です。電気設備の技術基準の解釈 第149条第1項第一号(経済産業省の内規)は、低圧分岐回路の過電流遮断器を、原則として低圧幹線との分岐点から電線の長さが 3 m 以下の箇所に施設するとしています。
ただし、分岐点から過電流遮断器までの電線の許容電流が、幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の 55% 以上であれば長さの制限はなく、電線の長さが 8 m 以下であれば 35% 以上でよいとしています。この問題では幹線側の定格電流が 100 A なので、55% は 100 × 0.55 = 55 A、35% は 100 × 0.35 = 35 A です。
「6 m・30 A」は 3 m を超え、30 A は 35 A に届かないので、この位置には施設できません。「2 m・20 A」は 3 m 以下なので、許容電流が小さくても施設できます。
「12 m・56 A」は 8 m を超えますが、56 A が 55 A 以上なので長さによらず施設できます。「7 m・36 A」は 8 m 以下で、36 A が 35 A 以上なので施設できます。
距離の区切り(3 m・8 m・制限なし)と許容電流の割合(制限なし・35%・55%)を組にして覚えましょう。
根拠・参照資料: 電気設備に関する技術基準を定める省令第63条第1項
関連キーワード: 低圧分岐回路・過電流遮断器・分岐点・許容電流