1級電気工事施工管理技士 (第一次検定) 電気工学等 (電気設備・関連分野・設計図書) 練習問題 第3問: 電動機の定格電流の合計が 60 A、他の電気使用機械器具の定格電流の合計が 30 A の負荷に電気を供給する低圧幹線があり、その電線の許容電流は 100 A で
電動機の定格電流の合計が 60 A、他の電気使用機械器具の定格電流の合計が 30 A の負荷に電気を供給する低圧幹線があり、その電線の許容電流は 100 A である。この低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の上限として、「電気設備の技術基準の解釈」上、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 210 A
「210 A」が正しい値です。電気設備の技術基準の解釈 第148条第1項第五号(経済産業省の内規)は、低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流を原則として幹線の許容電流以下としつつ、電動機等が接続される場合は次によることができるとしています。
イは、電動機等の定格電流の合計の 3 倍に他の機器の定格電流の合計を加えた値以下。ロは、イの値が幹線の許容電流の 2.5 倍を超えるときは、許容電流の 2.5 倍の値以下です。
この問題では、イの値 = 60 × 3 + 30 = 210 A、許容電流の 2.5 倍 = 100 × 2.5 = 250 A です。210 A は 250 A を超えないのでロは働かず、上限は 210 A です。
許容電流が 100 A を超える場合に直近上位の標準定格を使えるハの特例は、許容電流がちょうど 100 A なので当たりません。「250 A」は、イの値が 2.5 倍を超えるときだけ使うロの値を上限とした誤りです。
「270 A」は、3 倍を他の機器の分にも掛けて (60 + 30) × 3 とした値です。「100 A」は、電動機等が接続される場合の特例を使わない原則の値で、上限ではありません。
「3 倍して足す、2.5 倍で頭打ち」と覚えましょう。
根拠・参照資料: 電気設備に関する技術基準を定める省令第63条第1項
関連キーワード: 低圧幹線・過電流遮断器・定格電流・電動機