日商簿記3級 帳簿・勘定記入 練習問題 第37問: K商品の受払いは次のとおりである。当月の売上原価 (16日の払出金額) について、先入先出法によった場合の金額は、移動平均法によった場合の金額と比べてどうなるか
K商品の受払いは次のとおりである。当月の売上原価 (16日の払出金額) について、先入先出法によった場合の金額は、移動平均法によった場合の金額と比べてどうなるか。 ・月初繰越: 10個 (@100円) ・9日 仕入: 30個 (@120円) ・16日 払出: 30個 ・23日 仕入: 20個 (@130円)
解答と解説を先に見る
正解: 5. 移動平均法による金額より50円少ない。
両法で16日の払出金額をそれぞれ計算して比較します。先入先出法では、払出30個=月初繰越10個×100円+9日仕入分20個×120円=1,000円+2,400円=3,400円です。移動平均法では、9日の仕入直後の平均単価が (1,000円+3,600円)÷40個=115円なので、払出金額は30個×115円=3,450円です。したがって先入先出法による売上原価は移動平均法より3,450円−3,400円=50円少なくなり、選択肢5が正解です。なお、23日の仕入は16日の払出しより後の受入れなので、どちらの方法でも16日の払出単価の計算には影響しません。 選択肢1は誤りで、両法の金額が一致するのは仕入単価がつねに一定の場合であり、本問では単価が100円から120円に上昇しているため一致しません。 選択肢2は誤りで、大小関係が逆です。仕入単価の上昇局面では、安い単価から払い出す先入先出法の売上原価のほうが小さくなります (月末残高は逆に先入先出法のほうが50円大きくなります)。選択肢3の100円は、数量の重みを無視した単純平均 (100円+120円)÷2=110円で払出金額を3,300円とした場合との差額であり、移動平均法の正しい計算にもとづく比較ではありません。選択肢4の200円は、移動平均法の払出単価を直近の仕入単価120円と誤って払出金額を3,600円とした場合との差額であり誤りです。
関連キーワード: 商品有高帳・先入先出法・移動平均法・両法の比較・売上原価
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