ボイラー整備士 ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 練習問題 第9問: ボイラーの酸洗浄で母材が腐食する原因とその防止に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。 A 洗浄液に溶け出した3
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中級推定正答率 約 50%
ボイラーの酸洗浄で母材が腐食する原因とその防止に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。 A 洗浄液に溶け出した3価の鉄イオンは、母材の鉄を酸化して溶かし、自らは2価の鉄イオンになるので、腐食の原因になる。 B 腐食抑制剤 (インヒビター) は、洗浄液がスケールを溶かす速さを高めるために加える薬剤である。 C 洗浄液に溶け出した銅イオンは、鋼の表面で金属の銅として析出し、その際に鉄を溶かすので、腐食の原因になる。 D 3価の鉄イオンによる腐食を抑える方法として、洗浄液に還元剤を加えて3価の鉄イオンを2価の鉄イオンに変える方法がある。
解答と解説を先に見る
正解: 3. A、C、D
Aは適切。3価の鉄イオンは酸化剤として働き、母材の鉄を溶かして自らは2価の鉄イオンになります (2Fe³⁺ + Fe → 3Fe²⁺)。Bは適切でない。腐食抑制剤 (インヒビター) は酸による母材の溶解を抑えるために加える薬剤で、スケールを溶かす速さを高めるものではありません。Cは適切。銅は鉄よりイオンになりにくいので、洗浄液中の銅イオンは鋼の表面で金属の銅として析出し、その分の鉄が溶け出します (Cu²⁺ + Fe → Cu + Fe²⁺)。銅を含むスケールでは、銅イオンを封鎖する薬剤を加える方法がとられます。Dは適切。還元剤で3価の鉄イオンを2価に変えると、酸化による母材の溶解を抑えられます。したがって適切なものは A、C、D で、正解は3です。
関連キーワード: 酸洗浄・3価の鉄イオン・銅イオン・腐食抑制剤
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