一級ボイラー技士 ボイラーの構造 練習問題 第68問: 燃焼ガス側の熱伝達率が50 W/(m²・K)、水側の熱伝達率が5000 W/(m²・K)で、厚さ15 mm、熱伝導率50 W/(m・K)の鋼板からなる平板の伝熱
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上級推定正答率 約 36%
燃焼ガス側の熱伝達率が50 W/(m²・K)、水側の熱伝達率が5000 W/(m²・K)で、厚さ15 mm、熱伝導率50 W/(m・K)の鋼板からなる平板の伝熱面がある。この水側に厚さ2 mm、熱伝導率0.4 W/(m・K)のスケールが一様に付着したとき、熱貫流率(熱通過率)は付着前に比べて約何%低下するか。
解答と解説を先に見る
正解: 4. 約20%
平板の熱貫流率Kは、各層の熱抵抗の和の逆数である。付着前の熱抵抗は1/50+0.015/50+1/5000=0.02+0.0003+0.0002=0.0205 m²・K/W、スケールの熱抵抗は0.002/0.4=0.005 m²・K/Wで、付着後は0.0255 m²・K/Wとなる。Kは1/0.0205≒48.8から1/0.0255≒39.2 W/(m²・K)に下がり、低下率は(48.8−39.2)/48.8≒0.196で約20%である(肢4)。約80%(肢3)は付着後に残る割合、約24%(肢2)は熱抵抗の増加率0.005/0.0205と取り違えた値である。燃焼ガス側の熱抵抗を入れ忘れると、低下率は約91%(肢1)、残る割合は約9%(肢5)となる。燃焼ガス側の熱抵抗が大きいので伝熱量の低下は約2割にとどまるが、鋼板の温度は大きく上がる。
関連キーワード: 熱貫流率・熱伝達率・熱伝導率・スケール・熱抵抗
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