建築物環境衛生管理技術者 給水・排水の管理 練習問題 第11問: 排水トラップに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
排水トラップに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 排水トラップの封水深さ(水封)は、5 cm以上10 cm以下とすることが建築基準法施行令に基づく告示で定められている
排水トラップの封水深さは5 cm以上10 cm以下(阻集器を兼ねる排水トラップは5 cm以上)と定められています。この数値は建築基準法施行令第129条の2の4第3項第5号に基づく昭和50年建設省告示第1597号(建築物に設ける飲料水の配管設備及び排水のための配管設備の構造方法を定める件)にあり、施行令の条文そのものには書かれていません。
浅すぎると蒸発や自己サイホンで破封しやすく、深すぎると汚物が滞留しやすくなります。「Sトラップは自己サイホン作用が起きにくい」は誤りで、Sトラップは洗面器などで水をためてから流すと自己サイホン作用を起こしやすい形状です。
「Uトラップは流れを阻害しにくく推奨」は誤りで、Uトラップは横走配管の途中に設けるものの排水の流れを阻害する欠点があり、やむを得ない場合のほかは使わないとされています。「ドラムトラップは封水容積が小さく自己サイホン作用により破封しやすい」は誤りで、実際にはドラムトラップは円筒形の容器を用いるため封水容積が大きく破封しにくい構造です(ただし汚物が滞留しやすいという別の欠点はあります)。
「二重トラップ」は、二つのトラップ間に空気が閉じ込められ排水が阻害されるため、同じ告示で設けてはならないとされている工法です。排水トラップの封水深は、5 cm以上10 cm以下とするのが基準です。
根拠・参照資料: 建築基準法施行令第129条の2の4第3項第5号、昭和50年建設省告示第1597号(建築物に設ける飲料水の配管設備及び排水のための配管設備の構造方法を定める件)
関連キーワード: 排水トラップ・封水深・Sトラップ・自己サイホン・二重トラップ
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