エネルギー管理士 エネルギー管理技術の基礎 練習問題 第3問: 工場等判断基準(工場等におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準)は、熱効率を「投入熱量のうち対象物の付加価値を高めるために使われた熱量の割合」
工場等判断基準(工場等におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準)は、熱効率を「投入熱量のうち対象物の付加価値を高めるために使われた熱量の割合」と定めている。あるボイラーが1時間にA重油1.0kLを燃焼し、給水から蒸気13tを発生させている。1kg当たりの熱量は蒸気が2,780kJ、給水が105kJとし、A重油の発熱量は施行規則別表第一に定める値を用いる。このボイラーの熱効率は( )%である。( )に入る数値に最も近いものはどれか(小数点以下第2位を四捨五入)。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 89.4
( )に入るのは『89.4』です。工場等判断基準 Ⅰ Ⅰ―2 2―2(1)①ウ.は、熱効率を「投入熱量のうち対象物の付加価値を高めるために使われた熱量の割合」と定めています。
水に与えた熱量は蒸気と給水の熱量の差で、13,000kg/h×(2,780−105)kJ/kg=34,775,000kJ/h=34,775MJ/hです。投入熱量は、施行規則別表第一のA重油の発熱量38.9GJ/kLから、1.0kL/h×38.9GJ/kL=38,900MJ/h。
熱効率=34,775÷38,900≒0.894、つまり89.4%です。『91.5』は同表の軽油の38.0GJ/kL、『90.8』は原油の38.3GJ/kL、『83.2』はB・C重油の41.8GJ/kLで割った値です。
『89.7』は、原油換算の係数0.0258kL/GJ(施行規則第4条第1項第1号)の逆数(1kL≒38.76GJ)を発熱量の代わりに使った値です。別表第一の重油は、A重油38.9GJ/kLとB・C重油41.8GJ/kLを分けて覚えましょう。
根拠・参照資料: エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律第5条第1項、同法施行規則第4条第1項第1号、同規則別表第一
関連キーワード: 熱効率・ボイラー・投入熱量・A重油・別表第一
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