第三種電気主任技術者試験 電子理論と電気計測 練習問題 第11問: 抵抗値 30 Ω の抵抗 R と誘導性の負荷を直列にして、正弦波交流電源につないだ。3 台の交流電圧計で測ると、R の両端が 60 V、負荷の両端が 100 V
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中級推定正答率 約 50%
抵抗値 30 Ω の抵抗 R と誘導性の負荷を直列にして、正弦波交流電源につないだ。3 台の交流電圧計で測ると、R の両端が 60 V、負荷の両端が 100 V、直列回路全体の両端が 140 V であった。負荷で消費される電力 [W] の値として、正しいものはどれか。ただし、電圧計の内部抵抗は十分大きく、回路に影響しないものとする。
解答と解説を先に見る
正解: 4. 100
「100」が正しい値です。直列回路では R と負荷に同じ電流 I が流れ、R の電圧 V₁ は I と同相、負荷の電圧 V₂ は I より力率角 φ だけ進みます。全体の電圧 V₃ は 2 つのフェーザの和なので、余弦定理から V₃² = V₁² + V₂² + 2V₁V₂cosφ です。負荷の電力は P = V₂Icosφ、I = V₁/R なので、P = (V₃² − V₁² − V₂²) ÷ (2R) = (19,600 − 3,600 − 10,000) ÷ 60 = 6,000 ÷ 60 = 100 W です (電流は 60 ÷ 30 = 2 A)。「200」は負荷の皮相電力 V₂ × I = 100 × 2 です。「333」は負荷を抵抗とみなした V₂² ÷ R です。「50」は 2R でなく 4R で割った値です。「160」は (V₃ − V₁) × I で、電圧を大きさのまま引いた誤りです。交流の電圧は大きさでなくフェーザで足す点を押さえましょう。
関連キーワード: 三電圧計法・フェーザ・消費電力
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