コンクリート技士試験 施工 練習問題 第9問: 次の表は、現場打コンクリートの型わく及び支柱の取り外しの基準を定めた昭和46年建設省告示第110号の存置日数の抜粋である(平均気温別)。 せき板(基礎、はり側、
次の表は、現場打コンクリートの型わく及び支柱の取り外しの基準を定めた昭和46年建設省告示第110号の存置日数の抜粋である(平均気温別)。
| 区分と部分 | 15℃以上 | 15℃未満5℃以上 | 5℃未満 |
|---|---|---|---|
| せき板(基礎、はり側、柱、壁) | 3日 | 5日 | 8日 |
| 支柱(版下) | 17日 | 25日 | 28日 |
| 支柱(はり下) | 28日 | 28日 | 28日 |
普通ポルトランドセメントで軽量骨材を使わないコンクリートを打ち込み、存置期間中の平均気温が10℃の現場で、打込みから20日の時点で版下の支柱を取り外したい。この告示に照らした扱いとして、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 圧縮強度が設計基準強度の85%以上または12N/mm²以上で、著しい変形や亀裂が生じないと構造計算で確かめれば外せる
「圧縮強度が設計基準強度の85%以上または12N/mm²以上で、著しい変形や亀裂が生じないと構造計算で確かめれば外せる」が適切です。平均気温10℃は表の「15℃未満5℃以上」の帯で、普通ポルトランドセメントの版下(スラブの下)の支柱の存置日数は25日(告示の別表)なので、20日の時点ではまだ届いていません。
建築基準法施行令第76条第2項に基づく昭和46年建設省告示第110号の第一第二号は、この場合でも、圧縮強度が別表の値(版下は設計基準強度の85%、はり下は100%)以上または12N/mm²以上で、かつ施工中の荷重と外力で著しい変形や亀裂が生じないと構造計算で確かめれば、取り外してよいとしています。「強度の条件だけで外せる」は構造計算の確認が抜けています。
強度だけで足りるのはせき板(型枠のうちコンクリートに接する板)で、第一第一号は基礎、はり側、柱、壁について存置日数の経過か圧縮強度5N/mm²以上のどちらかとしています。「9N/mm²以上」は軽量骨材を使う場合の値で、この問題のコンクリートには当たりません。
「25日が経つまでは」は第二号のただし書きを見落としています。なお公共建築工事標準仕様書 表6.8.3 も構造計算を条件としますが、梁下は設計基準強度以上だけを示しています。
告示第110号の第一第二号では、軽量骨材を使わないコンクリートの版下の支柱を存置日数より前に外すには、設計基準強度の85%以上または12N/mm²以上の強度と、構造計算の確認の両方が要ります。
根拠・参照資料: 建築基準法施行令第76条第2項
関連キーワード: せき板・支柱・存置期間・告示第110号・構造計算
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