コンクリート技士試験 コンクリートの性質と試験 練習問題 第14問: セメント協会のコンクリート専門委員会報告ダイジェスト版の第3章は、初期の乾燥がコンクリートの圧縮強度に及ぼす影響を4種類のセメントで調べた報告(F-38、198
セメント協会のコンクリート専門委員会報告ダイジェスト版の第3章は、初期の乾燥がコンクリートの圧縮強度に及ぼす影響を4種類のセメントで調べた報告(F-38、1985年)を紹介している。その内容として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. セメントの種類で比べると、初期強度の高いセメントほど初期乾燥の影響を受けにくい傾向だった。
「セメントの種類で比べると、初期強度の高いセメントほど初期乾燥の影響を受けにくい傾向だった」が適切です。セメント協会のダイジェスト版第3章3.1.3が紹介する報告F-38は、普通・早強・高炉B種・フライアッシュB種の4種類のセメントで乾燥を始める材齢を1日から7日まで変え、標準水中養生の材齢28日強度を100%とした強度比で比べています。
その結果、初期強度の高いセメントほど初期乾燥の影響を受けにくい傾向でした。また、乾燥開始材齢が早いほど圧縮強度が著しく低下し、材齢3日までは特にその傾向が顕著でした。
「材齢91日にはほとんど残っていなかった」は誤りで、材齢91日でも乾燥開始材齢の影響が残り、早く乾燥を始めたものほど圧縮強度が低い傾向でした。なお、材齢91日まで水中養生した場合は高炉B種とフライアッシュB種の強度比が著しく高く、混合セメントでは初期の湿潤養生が重要だとしています。
「50%・8 cmの方が受けやすかった」は逆で、水セメント比60%・スランプ18 cmの方が影響を受けやすい傾向でした。「風の有無と湿度は顕著な影響を与えた」も誤りで、この試験の範囲では顕著な影響は認められていません。
初期強度の低いセメントほど初期乾燥に弱く、乾燥を始める時期が早いほど強度が落ちることを押さえましょう。
関連キーワード: 初期乾燥・湿潤養生・圧縮強度・混合セメント
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