コンクリート技士試験 環境と耐久性 練習問題 第9問: 東北地方整備局の「東北地方における道路橋の維持・補修の手引き(案)」の用語の説明に照らして、コンクリートの劣化の現象の説明として最も不適切なものはどれか。
環境と耐久性
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第9問
東北地方整備局の「東北地方における道路橋の維持・補修の手引き(案)」の用語の説明に照らして、コンクリートの劣化の現象の説明として最も不適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. アルカリ骨材反応は、骨材中の塩化物がセメント中のアルカリ成分と反応してゲルができ、その吸水膨張でひび割れを生じる現象をいう
「骨材中の塩化物がセメント中のアルカリ成分と反応して」が不適切です。東北地方整備局の手引き(案)の用語の定義(1-10〜1-11)では、アルカリ骨材反応は骨材の主成分である珪酸(SiO2)質がセメント中のアルカリ成分と反応してゲル(吸水膨張性のある物質)ができ、そのゲルが吸水・膨張してひび割れを生じさせることをいいます。
反応する相手は塩化物ではなく珪酸質です。手引きは、凍結抑制剤に含まれる塩分がアルカリ骨材反応を促進するとも述べており、塩分は反応を促す側です。
ほかの説明は手引きどおりです。化学的侵食は酸類やアルカリ類、塩類、油類、腐食性ガスなどの化学的作用による劣化で、酸性雨の多い地域や温泉地域、下水処理関連施設、化学工場などで問題になります。
疲労は繰り返し荷重でひび割れが発生・進展し、剥落や鋼材の破断へつながる現象です。複合劣化は複数の劣化要因による劣化で、手引きは塩害と中性化の複合劣化かどうかを調査で判断することにも触れています。
アルカリ骨材反応は、骨材の珪酸質とセメントのアルカリ成分の反応でできるゲルの吸水膨張がひび割れの原因です。
関連キーワード: アルカリ骨材反応・化学的侵食・疲労・複合劣化
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