コンクリート技士試験 環境と耐久性 練習問題 第7問: セメント協会の委員会報告ダイジェスト第8章にある長期暴露試験(2010年の報告F-56。水結合材比50%・前養生期間28日)で、東京屋外部・久里浜海浜部・酒田感
セメント協会の委員会報告ダイジェスト第8章にある長期暴露試験(2010年の報告F-56。水結合材比50%・前養生期間28日)で、東京屋外部・久里浜海浜部・酒田感潮部・久里浜感潮部に置いた供試体の中性化深さについて、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 東京屋外部は久里浜海浜部より中性化深さが大きく、東京の方が乾燥していることが理由の一つとされた
「東京屋外部は久里浜海浜部より中性化深さが大きく…」が適切です。セメント協会のダイジェスト8.2(長期暴露)では、F-56の水結合材比50%・前養生28日の結果で、中性化深さはどのセメントでも東京屋外部>久里浜海浜部>酒田感潮部≒久里浜感潮部の順でした。
理由として、東京の年平均相対湿度が約60%、久里浜が約79%で東京の方が乾燥していること、久里浜海浜部では水分を含む飛来塩化物が表面に付着して炭酸ガスの侵入が抑えられたこと等が挙げられています。「感潮部…最も大きかった」は逆で、感潮部は海水に浸かるため中性化はほとんど認められませんでした。
「混合セメント系は…小さかった」も逆で、混合セメント系の方が大きく、ポルトランドセメント量が減って水酸化カルシウムの生成が減ることや、高炉スラグやフライアッシュの反応で水酸化カルシウムが消費されることが理由とされます。「材齢にほぼ比例」は誤りで、全般に材齢の平方根と中性化深さが比例関係を示しました。
この長期暴露では、乾燥した東京屋外部で中性化が最も進み、海水に浸かる感潮部ではほとんど進みませんでした。
関連キーワード: 中性化・長期暴露・相対湿度・混合セメント
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