コンクリート技士試験 配合設計 練習問題 第11問: 国土交通省の公共建築工事標準仕様書(建築工事編)で、普通ポルトランドセメントを用いるコンクリートの計画調合を考える。水セメント比の制限から単位セメント量は330
国土交通省の公共建築工事標準仕様書(建築工事編)で、普通ポルトランドセメントを用いるコンクリートの計画調合を考える。水セメント比の制限から単位セメント量は330 kg/m³となるが、強度上必要なセメント量は280 kg/m³である。同仕様書の定めにより、強度上必要な量を超えた部分をフライアッシュⅠ種に置き換えるとき、置き換えられる量の最大値(kg/m³、整数)として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 33 kg/m³
「33 kg/m³」が適切です。公共建築工事標準仕様書(建築工事編)6.3.2(イ)(f)③は、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートで、水セメント比の制限などにより強度上必要なセメント量を超えてセメントを使う場合、その超えた部分を、セメント全量の10%の範囲でフライアッシュ(石炭火力発電所で出る細かい灰を使う混和材)Ⅰ種またはⅡ種に置き換えられるとしています。
超えた部分は330−280=50 kg/m³、セメント全量の10%は330×0.10=33 kg/m³で、置き換えられるのは小さい方の33 kg/m³です。「50 kg/m³」は超えた部分をすべて置き換えた値で、全量の10%という上限を落としています。
「28 kg/m³」は強度上必要な量280 kg/m³の10%で、上限の基準をセメント全量でなく必要量とした取り違えです。「5 kg/m³」は超えた部分50 kg/m³の10%で、10%を掛ける相手を取り違えています。
なお同じ(f)②の、圧送が困難な場合にフライアッシュⅡ種またはⅣ種を混ぜる使い方は、単位セメント量を減じてはならないとされ、置き換えではありません。公共建築工事標準仕様書でフライアッシュに置き換えられるのは、強度上必要な量を超えた部分とセメント全量の10%のうち小さい方までです。
関連キーワード: フライアッシュ・単位セメント量・水セメント比・計画調合
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