結論: PTは基本的動作、OTは応用的動作・社会参加
理学療法士 (PT) と作業療法士 (OT) は、同じ法律に基づくリハビリの国家資格ですが、PTは立つ・歩くなど基本的な動作能力の回復、OTは食事・更衣などの応用的動作や社会参加の回復 が中心です。理学療法士の全体像は 理学療法士とは を参照してください。
比較表
| 項目 | 理学療法士 (PT) | 作業療法士 (OT) |
|---|---|---|
| 中心となる回復 | 基本的な動作能力 (運動機能) | 応用的動作・社会適応 |
| 具体例 | 立つ・歩く・寝返る | 食事・更衣・入浴・就労 |
| アプローチ | 運動療法・物理療法 | 手芸・工作などの作業 |
| 根拠法 | 理学療法士及び作業療法士法 (共通) | 同左 |
| 国家試験 | 同時期・同手数料 (専門科目は別) | 同左 |
理学療法士 (PT): 基本的な動作能力の回復
PTは、けがや病気で身体に障害のある人の 基本的な動作能力 (立つ・歩く・寝返るなど) の回復を支えます。運動療法 (治療体操) や物理療法 (電気刺激・マッサージ・温熱など) を用います。生命維持や移動に直結する動作が中心です。
作業療法士 (OT): 応用的動作・社会参加の回復
OTは、身体または精神に障害のある人の 応用的な動作能力 (食事・更衣・入浴などの日常生活動作) や、社会的適応能力 (就労・余暇など) の回復を支えます。手芸・工作などの作業を通じてアプローチします。生活や社会復帰に幅広く関わります。
どちらを目指すべきか
- 運動機能・基本動作の回復に関わりたい → 理学療法士 (PT)
- 生活動作・社会復帰まで幅広く支援したい → 作業療法士 (OT)
合格率はどちらも約90%で大きな差はありません (第61回 PT89.7%・OT91.2%)。難易度より、関わりたい支援の分野 で選ぶのが現実的です。
チームで連携する
医療・リハビリの現場では、PTとOTが チームで連携 してリハビリを行うことが多くあります。PTが基本的な動作、OTが生活動作・社会参加を担い、患者の回復を多面的に支えます。
まとめ: 興味のある支援分野で選ぶ
理学療法士と作業療法士は、基本的動作 (PT) と応用的動作・社会参加 (OT) という役割の違いがあります。どちらもやりがいのある国家資格で、自分が関わりたい分野で選びましょう。







