危険物乙3の当日は、試験時間を勘違いしないことが最初の準備です。免除なしで受ける人は2時間。乙4など他の乙種免状を持って科目免除を使う人は、性質消火10問・35分です。
乙3は、長時間の総合試験というより、短い時間で物質ごとの保存・消火を正確に出す試験になりやすいです。まだ申込前なら 危険物乙3申込と日程、直前の戻り方は 危険物乙3直前総まとめ を先に確認してください。
免除ありか免除なしかで当日の見方が変わる
当日の動きは、科目免除の有無でかなり変わります。
| 受験形態 | 出題 | 試験時間 | 当日の重点 |
|---|---|---|---|
| 免除なし | 法令15問、物化10問、性消10問 | 2時間 | 3科目の時間配分 |
| 乙種免状あり | 性消10問 | 35分 | 第3類10問の取りこぼし防止 |
乙4合格者が乙3を受ける場合、多くは免除ありの形を想定します。この場合、試験時間は短いですが、出題も10問だけです。6問で基準に届くとはいえ、余裕を持つなら8問以上を狙う準備が必要です。
持ち物は前日夜に固定する
当日に探すものがあると、会場に着く前から疲れます。受験地の案内を確認したうえで、前日夜に次のものをひとまとめにします。
| 持ち物 | 確認すること |
|---|---|
| 受験票または受験案内 | 印刷、写真、記載事項の指定を確認 |
| 本人確認書類 | 氏名や生年月日が一致するか |
| 筆記用具 | 指定の鉛筆・シャープペン、消しゴム |
| 時計 | 会場で使える形式か |
| 免状 | 科目免除に関係する場合は案内を確認 |
| 直前メモ | 保存・消火・例外だけを1枚にする |
スマホで見られる資料だけに頼ると、会場で確認できない時間が出ます。最後に見る表は紙で持っておく方が落ち着きます。
広告
35分10問は「確実な物質」から取る
免除ありの乙3は、10問に対して35分あります。1問あたりの時間は十分に見えますが、迷う物質で止まると見直しが崩れます。
おすすめの解き方は次の順番です。
| 順番 | 行動 | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | すぐ分かる物質を先に解く | 取れる点を確保する |
| 2 | 迷う問題に印を付ける | 長考で時間を失わない |
| 3 | 保存方法から再判定する | 水中、灯油、乾燥砂を軸に戻る |
| 4 | 消火剤の可否を見る | 水、泡、CO2、乾燥砂を取り違えない |
| 5 | 最後にマークや選択番号を確認する | ケアレスミスを防ぐ |
乙3で怖いのは、知らない問題より、知っている物質を別の物質と混ぜることです。保存と消火を整理するには 危険物乙3の保管基準対策 が近い記事です。
免除なしなら2時間を3科目に分ける
乙種を初めて受ける人は、法令、基礎物化、性質消火の3科目です。合格基準は各科目60%以上なので、得意科目で苦手科目を埋める考え方は使えません。
| 科目 | 問数 | 当日の注意 |
|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 | 数字と許可・届出の混同を避ける |
| 基礎的な物理学及び化学 | 10問 | 計算で止まりすぎない |
| 第3類の性質並びに火災予防及び消火 | 10問 | 6問ではなく8問以上を狙う |
初学者は、先に全体を一周してから苦手科目に戻ります。法令や物化で時間を使い切り、性質消火を雑に処理する流れは避けてください。
直前に見るのは「例外」だけでいい
会場で本を最初から読み直すと、かえって不安が増えます。乙3の直前確認は、次のような例外と取り違えだけに絞ります。
| 見ること | 理由 |
|---|---|
| 黄りんの保存と消火 | 水の扱いで例外になりやすい |
| カリウム・ナトリウム | 水との反応で迷いやすい |
| アルキルアルミニウム | 空気・水との反応を混同しやすい |
| 乾燥砂が向く場面 | 水や泡を選ばないため |
編集部の見立てでは、当日朝に点が伸びるのは新しい知識ではなく、混同の減少です。最後の30分は、覚えるより「間違える組み合わせ」を減らします。
終了後は結果待ちの間に次の動きを決める
試験が終わったら、手応えをその日のうちにメモします。合格発表まで何もしないと、落ちていた場合に同じ失点を繰り返しやすくなります。
| 手応え | 次の動き |
|---|---|
| 8問以上取れた感覚 | 合格発表と免状申請の案内を確認 |
| 6問前後で不安 | 間違えた物質をメモして翌日復習 |
| 物質名で混乱した | 不合格後の立て直し を読む |
| 次の乙種も考える | 乙1・2・5・6の範囲を比較する |
乙3の当日は、派手なテクニックより、持ち物の固定と10問の戻り方です。そこが決まっていれば、本番で崩れにくくなります。
まとめ
危険物乙3の当日は、免除ありなら35分10問、免除なしなら2時間35問で動き方が変わります。乙4保持者は、短い試験だからこそ、確実な物質を先に取り、迷う問題へ戻る順番を決めておくことが大切です。
前日までに持ち物を固定し、当日朝は保存方法と消火剤の取り違えだけを見る。これだけで本番の迷いはかなり減ります。



















