結論: 簿記3級 直前は「予想問題集 5 回 + 第3問総まとめ + 弱点 3 章」
簿記3級の直前対策は 「新しい論点を入れず、既知の論点を確実にする」 が原則です。試験 1 か月前から本番形式 60 分 × 3 部構成の予想問題集を回し、第3問 (精算表/財務諸表 35 点) の決算整理仕訳を総まとめすることで、合格基準 70 点に乗ります。
| 直前期 | 主要タスク | 時間配分 |
|---|---|---|
| 1 か月前 | 予想問題集 5 回 + 第3問総まとめ + 弱点補強 | 35-40 時間 |
| 1 週間前 | 仕訳 100 問 + 弱点 3 章 + 予想問題集 3 回 | 10-15 時間 |
| 前日 | 決算整理 8 パターン軽復習 + 早寝 | 1-2 時間 |
| 当日朝 | 持ち物確認 + 軽い仕訳問題 5 問 | 30 分 |
編集部の見立てでは、直前 1 か月の使い方で合否が決まります。「テキストを最初から読み直す」「新しい問題集を買う」は時間の浪費 です。手元の予想問題集と第3問対策に集中するのが最短の合格ルートです。
勉強時間の全体プランは、別記事の勉強時間記事を参照してください
まず現在の正答率を測定する
直前対策は 「現在の実力」 で分岐します。まず予想問題集 1 回分を本番形式 60 分で解き、自己採点してください。
正答率別の戦略
| 正答率 | 状態 | 直前戦略 |
|---|---|---|
| 70% 以上 | 合格圏 | 仕上げ (予想問題集 5 回 + 第3問の応用形式) |
| 60-69% | あと一歩 | 弱点補強 (第3問総まとめ + 仕訳精度向上) |
| 50% 台 | 基礎不足 | 基礎再構築 (テキスト第1-3章戻り + 第3問対策開始) |
| 50% 未満 | 受験延期推奨 | 直前 1 か月では合格圏に届きにくい、CBT を 1 か月後に再予約 |
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直前 1 か月プラン (35-40 時間)
Week 1: 予想問題集 1 周目 + 第3問総まとめ (10 時間)
| 日 | タスク | 時間 |
|---|---|---|
| 1-3 日目 | 予想問題集 1-3 回目を本番形式 60 分 + 自己採点 + 弱点記録 | 5 時間 |
| 4-5 日目 | 第3問の決算整理仕訳 8 パターン総まとめ | 3 時間 |
| 6-7 日目 | 弱点章の復習 | 2 時間 |
Week 2: 予想問題集 2 周目 + 仕訳精度向上 (10 時間)
| 日 | タスク | 時間 |
|---|---|---|
| 8-10 日目 | 予想問題集 4-5 回目 (1 周目との差分確認) | 5 時間 |
| 11-12 日目 | 仕訳 100 問のラストドリル (テキスト付属 Web アプリ) | 3 時間 |
| 13-14 日目 | 第3問の精算表 + 損益計算書 + 貸借対照表の 3 形式練習 | 2 時間 |
Week 3: 予想問題集 3 周目 + 弱点章絞り (8 時間)
| 日 | タスク | 時間 |
|---|---|---|
| 15-17 日目 | 予想問題集 1-2 回目を 2 周目として再演習 | 4 時間 |
| 18-19 日目 | 弱点章 3 つに絞った復習 | 2 時間 |
| 20-21 日目 | CBT 受験予定者は Web 模擬試験プログラム 3 回 | 2 時間 |
Week 4: 仕上げ (7 時間)
| 日 | タスク | 時間 |
|---|---|---|
| 22-25 日目 | 予想問題集 3 周目 (全 5 回分の再演習) | 4 時間 |
| 26-28 日目 | 仕訳 50 問 + 第3問 1 問の毎日ルーチン | 3 時間 |
Week 5 (直前 1 週間): 個別対応 (詳細は次セクション)
直前 1 週間プラン (10-15 時間)
直前 1 週間は 新しい論点を入れず、既知を確実に する週間です。
日別タスク
| 日 | タスク | 時間 |
|---|---|---|
| 受験 7 日前 | 仕訳 100 問のラストドリル | 2 時間 |
| 受験 6 日前 | 弱点章 1 つ目の復習 (例: 第3問の貸倒引当金 + 減価償却) | 2 時間 |
| 受験 5 日前 | 弱点章 2 つ目の復習 (例: 第2問の補助簿選択) | 2 時間 |
| 受験 4 日前 | 弱点章 3 つ目の復習 (例: 仕訳の現金過不足) | 2 時間 |
| 受験 3 日前 | 予想問題集 1 回 (本番形式 60 分 + 自己採点) | 1.5 時間 |
| 受験 2 日前 | 予想問題集 1 回 + 当日の持ち物確認 | 1.5 時間 |
| 受験 前日 | 決算整理 8 パターン軽復習 + 早寝 | 1 時間 |
| 受験 当日 | 持ち物再確認 + 軽い仕訳問題 5 問 | 0.5 時間 |
この週で絶対やらないこと
- ❌ 新しい論点に手を出す (時間がない、不安が増える)
- ❌ テキストを最初から読み直す (時間の浪費)
- ❌ 新しい問題集を買う (1 か月以内に消化不可)
- ❌ 徹夜学習 (本番のパフォーマンス低下)
- ❌ 他人と勉強進捗を比較する (不安が増える)
第3問総まとめ (決算整理仕訳 8 パターン)
直前期で最も大切なのは 第3問の決算整理仕訳 8 パターン の総まとめです。35 点の配点を取り切るために、8 パターン全部を反射的に書ける状態にします。
8 パターンの再確認チェック
| パターン | 反射的に書けるか | 解説を見ずに精算表に反映できるか |
|---|---|---|
| 1. 売上原価計算 | ✓ / ✗ | ✓ / ✗ |
| 2. 売掛金/買掛金残高調整 | ✓ / ✗ | ✓ / ✗ |
| 3. 貸倒引当金 (差額補充法) | ✓ / ✗ | ✓ / ✗ |
| 4. 減価償却 (定額法) | ✓ / ✗ | ✓ / ✗ |
| 5. 前払/未払 | ✓ / ✗ | ✓ / ✗ |
| 6. 前受/未収 | ✓ / ✗ | ✓ / ✗ |
| 7. 消費税の精算 | ✓ / ✗ | ✓ / ✗ |
| 8. 当期純利益の算定 | ✓ / ✗ | ✓ / ✗ |
3 つ以上 ✗ がついたら、その章を 2-3 時間で集中復習してください。
解く順序の確定
本番 60 分は 第1問 → 第3問 → 第2問 の順が定石。配点最大の 80 点を先確保します。
| 順序 | 部 | 配点 | 目安時間 |
|---|---|---|---|
| 1 番目 | 第1問 (仕訳 15 問) | 45 点 | 15 分 |
| 2 番目 | 第3問 (精算表/財務諸表) | 35 点 | 30 分 |
| 3 番目 | 第2問 (補助簿/勘定/伝票) | 20 点 | 15 分 |
CBT の画面操作と時間配分の詳細は、別記事を参照してください
前日の過ごし方
前日は 新しい論点を入れず、軽い復習 + 早寝 が最適です。
前日の必須 3 タスク
- 決算整理 8 パターンの軽復習 (30-60 分)
- 当日の持ち物の最終確認 (10 分)
- 早寝 (7-8 時間睡眠) (22-23 時就寝目標)
当日の持ち物
CBT (ネット試験) の場合
| 項目 | 必須/任意 |
|---|---|
| 身分証 (運転免許証 / マイナンバーカード等) | 必須 |
| 受験予約確認メール (印刷 or スマホ画面) | 必須 |
| 電卓 (受験会場にあるが持ち込み可) | 任意 |
| マスク (会場ルール次第) | 任意 |
CBT は会場で 下書き用紙 + 電卓 が貸し出されます。筆記用具は基本不要 (シャープペン・消しゴムは会場のもの)。
統一試験 (ペーパー) の場合
| 項目 | 必須/任意 |
|---|---|
| 受験票 | 必須 |
| 身分証 | 必須 |
| 鉛筆 (B 以上) または シャープペン (HB-B) | 必須 |
| 消しゴム | 必須 |
| 電卓 (12 桁推奨、関数電卓不可) | 必須 |
| 時計 (会場時計あるが念のため) | 任意 |
| マスク | 任意 |
電卓は 関数電卓 (sin/cos/log 等) 禁止 なので注意。普通の電卓で 12 桁の表示があるものが使いやすい。
当日の動き方の詳細は、別記事の試験当日記事を参照してください
本番でパニックになったときの対処
直前対策で「合格圏」と判断していても、本番で パニック になることがあります。事前に対処法を決めておきます。
3 段階の落ち着き方
- 深呼吸 3 回 (10 秒)
- 時計を見て残り時間を確認 (10 秒)
- 解く問題を切り替える (現在の問題を一旦置いて次へ)
第1問で詰まった場合
15 分で 15 問を解ききれない場合、1 問 1 分を超えた問題は飛ばして 次へ進む。15 問全部を中途半端に書くより、12 問を確実に取る方が高得点。
第3問で詰まった場合
精算表で貸借が合わない場合、部分点を取る戦略 に切り替える:
- 決算整理仕訳のみ書く (5-10 点取れる)
- 当期純利益を空欄のまま提出
- 精算表の埋められる行だけ記入
35 点満点を諦めて 15-20 点を確保する判断が必要です。
第2問で時間不足
第1問と第3問で 80 点取れていれば、第2問は 部分点を狙うだけ で 70 点に届きます。空欄でなく適当でもいいので、選択肢のあるものは選んで埋めてください。
直前期のチェックリスト
試験前に必ず確認:
- 予想問題集 5 回以上を本番形式 60 分で解いた
- 第3問の決算整理仕訳 8 パターンを反射的に書ける
- 解く順序 (第1問 → 第3問 → 第2問) を決めた
- 弱点章 3 つを絞り込んで復習済み
- 当日の持ち物を確認した (CBT は身分証 + 受験予約メール、統一試験は受験票 + 電卓)
- 前日の就寝時間を決めた (22-23 時目標)
- パニック時の 3 段階対処を決めた (深呼吸 → 時計確認 → 問題切替)
直前対策は「予想問題集の精度向上 + 第3問の手順固定化 + 当日の戦略確定」の 3 点で決まります。新しいことを学ぶよりも、既知の論点を確実に再現する ことに集中してください。
出典:


















