第三種電気主任技術者試験 電子理論と電気計測 練習問題 第5問: npn 形トランジスタ 1 個と直流電源 VCC = 12 V の回路がある。エミッタを電源の負極に、ベースを抵抗 RB = 570 kΩ を経て電源の正極に、
この科目 –/12 解いた
中級推定正答率 約 61%
npn 形トランジスタ 1 個と直流電源 VCC = 12 V の回路がある。エミッタを電源の負極に、ベースを抵抗 RB = 570 kΩ を経て電源の正極に、コレクタを抵抗 RC = 2.4 kΩ を経て電源の正極につなぐ。ベース・エミッタ間電圧 VBE = 0.6 V、直流電流増幅率 hFE = 150 とするとき、コレクタ電流 IC [mA] の値として、最も近いものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 1. 3.0
「3.0」が最も近い値です。Kuphaldt『Lessons In Electric Circuits』は、コレクタ電流とベース電流の比を β (hFE) と呼び、トランジスタはコレクタ電流をベース電流で決まる割合に制限すると説明しています。ベース電流は RB にかかる電圧から IB = (12 − 0.6) ÷ 570 kΩ = 11.4 V ÷ 570 kΩ = 20 μA、IC = hFE × IB = 150 × 20 μA = 3.0 mA です。RC だけで決まる上限は 12 V ÷ 2.4 kΩ = 5.0 mA で、3.0 mA はこれより小さいので飽和していません。「3.2」は VBE を引かずに 12 V ÷ 570 kΩ から求めた値です。「0.020」はベース電流 20 μA を mA で答えた値です。「5.0」は飽和したときの上限 VCC ÷ RC です。「0.16」は VBE の 0.6 V を RB で割って hFE 倍した値です。IC を求めた後、飽和の上限を超えていないか確かめましょう。
関連キーワード: エミッタ接地・固定バイアス・直流電流増幅率・コレクタ電流
広告