コンクリート技士試験 環境と耐久性 練習問題 第1問: 東北地方整備局の「東北地方における道路橋の維持・補修の手引き(案)」の用語の説明と、セメント協会の委員会報告ダイジェストにある促進試験の結果に照らして、コンクリ
東北地方整備局の「東北地方における道路橋の維持・補修の手引き(案)」の用語の説明と、セメント協会の委員会報告ダイジェストにある促進試験の結果に照らして、コンクリートの中性化の説明として最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. コンクリート中の水酸化カルシウムが大気中の二酸化炭素と反応し、pHが低下していく現象である
「コンクリート中の水酸化カルシウムが大気中の二酸化炭素と反応し、pHが低下していく現象である」が適切です。東北地方整備局の維持・補修の手引き(案)は中性化をこのように説明し、pHは通常12~13で、中性化した部分では8.2~10以下になるとしています。
「浸透した塩化物イオンと反応し」は反応の相手が違います。塩化物イオンが関わるのは鋼材の腐食を促す塩害です。
「通常8.2~10程度」は中性化した部分の値を通常の値としたもので、低下すること自体は合っています。「早強ポルトランドセメントの速度係数が…大きい」は大小が逆です。
セメント協会のダイジェストの表8.1(2008年の報告F-55)では、促進中性化速度係数(中性化の進みの速さを表す値)は水セメント比45%で早強10.8・普通16.9、65%で早強39.4・普通42.9で、早強の方が小さくなっています。普通ポルトランドセメント自体は水セメント比45%の16.9から65%の42.9へ増えています。
東北地方整備局の手引きでは、中性化は水酸化カルシウムと二酸化炭素の反応でpHが12~13から8.2~10以下へ下がる現象とされ、セメント協会のダイジェストの促進試験では水セメント比が大きいほど中性化が速い傾向でした。
関連キーワード: 中性化・水酸化カルシウム・二酸化炭素・水セメント比
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