一級ボイラー技士 ボイラーの取扱い 練習問題 第31問: 大容量水管ボイラーの立ち上げ(コールドスタート)において、ドラムの熱応力管理として重要な指標は「ドラム上下の温度差」であるが、この温度差が過大になる原因と対策と
大容量水管ボイラーの立ち上げ(コールドスタート)において、ドラムの熱応力管理として重要な指標は「ドラム上下の温度差」であるが、この温度差が過大になる原因と対策として、最も適切な組み合わせはどれか。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 2. 原因:ドラム上部の蒸気と下部の飽和水の温度差が昇圧速度に比例して大きくなるため。対策:昇圧速度を管理し、温度差が許容値(一般に40〜50℃以内)を超えないよう燃焼量を制御する。
大型ドラムボイラーのコールドスタート時、ドラム上部には先に生成された蒸気(高温)が、下部には給水・缶水(低温)が存在します。昇圧速度が速すぎると、ドラム上部(蒸気接触面)と下部(水接触面)の温度差が急激に広がります。ドラム板厚が大きいほどこの温度差による熱応力は大きくなります。一般的なガイドラインではドラム上下温度差を40〜50℃以内に管理します。この管理のために昇圧速度を監視し(通常、1時間に定格圧力の10〜15%以内程度)、温度差が許容値に近づいたら燃焼量を絞って昇圧速度を下げます。これを怠ると熱疲労割れが発生し、重大なボイラー事故につながります。
関連キーワード: コールドスタート・ドラム温度差・熱応力・昇圧速度管理・熱疲労割れ
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