メインコンテンツへスキップ
ぴよパス

旅行業務取扱管理者の難易度と合格率|国内34.1%・総合26.1%・地域限定49.0% (令和7年度)

9分で読めます
PR 広告 (PR) — 本記事はぴよパス編集部による独自レビューですが、Amazon アソシエイト等のアフィリエイト広告を含みます。リンク経由でお申込み・ご購入があった場合、当サイトに紹介料が支払われます。掲載順位・推薦内容は紹介料の金額に影響されません。
旅行業務取扱管理者の難易度と合格率|国内34.1%・総合26.1%・地域限定49.0% (令和7年度)
目次

結論: 総合が最難関。令和7年度は国内34.1%・総合26.1%・地域限定49.0%

旅行業務取扱管理者の最新の合格率は、各実施団体の公表データで次の通りです。

区分令和7年度 合格率 (全体)うち全科目受験実施団体
国内35.6% (受験10,329人)34.1%全国旅行業協会 (ANTA)
総合26.1% (受験4,519人)11.7%日本旅行業協会 (JATA)
地域限定49.0% (受験643人)48.1%観光庁

※出典: ANTA「令和7年度 実施結果一覧表」・JATA「令和7年度 実施結果 (受験区分別)」・観光庁「令和7年度 実施状況一覧表」(いずれも2026年7月2日確認)。

難易度の序列は 総合 > 国内 > 地域限定 です。合格基準は全区分とも 各科目満点の60%以上 で、1科目でも60%未満があると不合格になります。定員のある競争試験ではなく、基準を満たせば全員合格する絶対評価です。

もう1つ、数字を読むうえで重要なのが「全科目」と「全体」の差です。特に総合の26.1%は 科目免除を受けた受験者を含んだ数字 で、4科目をフルに受験した人 (受験区分A) に限ると11.7%まで下がります。この構造を知らずに「総合も4人に1人は受かる」と考えると、見立てを誤ります。区分の制度的な違いは 国内と総合の違い を参照してください。

国内旅行業務取扱管理者の合格率: 直近4年は31〜36%で安定

ANTAが公表する年度別の実施結果 (全国集計) を並べると次の通りです。

年度全科目受験者全科目合格者全科目合格率全体 (免除含む)
令和4年度 (2022)8,343人2,742人32.9%34.9%
令和5年度 (2023)8,458人3,016人35.7%36.5%
令和6年度 (2024)10,141人3,181人31.4%33.4%
令和7年度 (2025)9,759人3,330人34.1%35.6%

※出典: ANTA「実施結果一覧表」各年度 (2026年7月2日確認)。

この数字の読み方は3点です。

  1. 年度による乱高下がない — 31〜36%の帯で安定しており、絶対評価 (各科目60点以上) の試験として問題の水準が保たれています
  2. 受験資格がなく、学生が申込者の3割を占める — 令和7年度は申込者12,376人のうち学生が3,715人 (30.0%)。観光系の学生から社会人まで幅広い母集団での34%であり、しっかり対策した受験者に限れば体感の合格しやすさはもう少し高くなります
  3. 試験はCBT方式 — 令和6年度からテストセンターのパソコンで受験する方式になり、令和8年度は9月3日〜25日の期間から日時を選べます (詳細は 試験日程・申込方法 を参照)

科目は 旅行業法・約款・国内旅行実務 の3つで、ボリュームの中心は国内旅行実務 (地理・運賃料金) です。3科目をバランスよく6割に乗せる勉強ができれば、独学でも十分に合格を狙えます。

広告

総合旅行業務取扱管理者の合格率: 全体26.1%、4科目フル受験なら11.7%

総合の合格率は「どの受験区分で見るか」で大きく変わります。JATAが公表する令和7年度 (2025年10月26日実施) の受験区分別の結果です。

受験区分 (受験科目)受験者合格者合格率
区分A (業法・約款・国内実務・海外実務=全科目)1,948人227人11.7%
区分E (約款・海外実務 ※国内合格者など2科目免除)1,313人389人29.6%
区分D (業法・約款)507人294人58.0%
区分F (約款のみ)201人194人96.5%
その他の区分 (B・C・G)550人75人
合計4,519人1,179人26.1%

※出典: JATA「令和7年度 総合旅行業務取扱管理者試験 実施結果」(2026年7月2日確認)。

年度別に「全科目 (区分A)」と「全体」を追うと次の通りで、4科目フル受験の合格率は直近4年で7.9〜13.5% です。

年度全科目 (区分A)全体
令和4年度 (2022)13.5%31.6%
令和5年度 (2023)7.9%22.3%
令和6年度 (2024)13.2%28.2%
令和7年度 (2025)11.7%26.1%

総合が難しい構造的な理由は、配点にはっきり表れています。試験科目は 旅行業法令100点・約款100点・国内旅行実務100点・海外旅行実務200点 の4科目で、海外旅行実務だけが200点満点 です。語学 (英語)・国際航空運賃・出入国法令・海外地理と範囲が広いうえ、この科目単独でも満点の60% (120点) 以上を取る必要があります。海外旅行実務をどう攻略するかが総合の合否をほぼ決めると言ってよく、学習配分は 勉強法 で科目別に整理しています。

地域限定旅行業務取扱管理者の合格率: 40%台〜49%

観光庁が直接実施する地域限定の実施状況 (全国集計) です。

年度受験者 (全体)合格者合格率 (全体)
令和5年度 (2023)377人153人40.6%
令和6年度 (2024)546人231人42.3%
令和7年度 (2025)643人315人49.0%

※出典: 観光庁「地域限定旅行業務取扱管理者試験 実施状況一覧表」各年度 (2026年7月2日確認)。

3区分で最も合格率が高く、受験者数も年々増えています。科目は国内と同じ3科目構成ですが、令和7年度受験案内によると 国内旅行実務から航空運賃 (航空運送に係る利用料金) と国内地理などが出題範囲から除外 されるため、範囲がやや狭くなります。試験地は 東京都・大阪府の2か所のみ のマークシート式 (全科目120分)、受験手数料は5,500円です。着地型観光など地域限定の旅行業に必要な区分で、まず資格の全体像から知りたい人は 旅行業務取扱管理者とは を参照してください。

合格基準は全区分「各科目60%」— 定員のある相対評価ではない

合格基準は実施団体が明示しています。

  • 国内: 「合格点は、各科目とも60点以上です」(ANTA「正解及び配点」)。3科目とも100点満点なので、各科目60%以上が基準です
  • 総合: 「合格点は各受験科目で満点の60%以上です」(JATA「実施結果」)。海外旅行実務のみ200点満点のため120点以上が必要です

この「科目ごとの足切り」には2つの意味があります。

  1. 苦手科目を作った時点で不合格が確定する — 得意科目で90点を取っても、別の科目が58点なら落ちます。全科目を60%に乗せる均しの学習が合格の核です
  2. 合格率は「枠」ではない — 宅建のように上位何%で合格点が動く相対評価ではないため、周りの出来に関係なく、基準を満たせば全員受かります。34%や11.7%という数字は結果であって定員ではありません

科目免除を使うと合格率は大きく変わる

冒頭の表で「全科目」と「全体」の合格率に差があったのは、科目免除を受けた受験者の合格率が大幅に高い ためです。令和7年度の実データで比べると差は歴然です。

試験全科目受験免除を使った受験
国内34.1%免除A (国内実務免除): 60.2%
総合11.7% (区分A)区分E (2科目免除): 29.6%

活用ルートの代表は「まず国内→総合」です。JATAの案内によると、国内旅行業務取扱管理者の合格者が総合を受験する場合、「旅行業法及びこれに基づく命令」と「国内旅行実務」の 2科目が免除 され、約款と海外旅行実務に集中できます (上表の区分E)。また総合・国内とも、不合格でも実務科目で合格点に達していれば 翌年度1回に限り科目免除 される科目合格制度があります。免除の要件と手続きは 科目免除制度の解説 にまとめています。

他資格と比べた難易度の位置づけ

合格率だけで難易度は決まりませんが、目安として並べると位置関係がつかめます。

資格合格率の目安評価方式
総合旅行業務取扱管理者 (全科目受験)約8〜13%絶対評価 (各科目60%)
宅建士約15〜18%相対評価
総合旅行業務取扱管理者 (全体)約22〜32%絶対評価 (各科目60%)
国内旅行業務取扱管理者約31〜36%絶対評価 (各科目60%)
ITパスポート約50%絶対評価 (総合600点+分野別)
FP3級 (学科)約50〜85%絶対評価

国内は「宅建より易しく、ITパスポートより難しい」中堅の国家資格 というのが実感に近い位置です。受験資格がなく絶対評価なので、計画的に3科目を仕上げれば初めての国家資格としても狙えます。一方、総合を4科目フルで受ける場合の合格率は宅建を下回る年もある 水準で、「旅行系だから簡単」というイメージで挑むと返り討ちに遭います。母集団も評価方式も違うため単純比較はできませんが、総合を受けるなら国家資格の難関側という前提で計画を立ててください。

令和8年度 (2026年度) の試験日程と受験手数料

難易度とあわせて押さえたい最新の実施情報です (2026年7月2日確認)。

  • 国内: 申込は令和8年6月18日〜7月15日、試験は 令和8年9月3日〜25日 の期間内で日時を選択するCBT方式 (全国47都道府県)。受験手数料は 8,000円+システム利用料660円。合格発表は10月16日
  • 総合: 令和8年度の詳細は官報公示後、7月16日頃にJATAホームページで案内予定。受験手数料は13,000円 (令和7年度)
  • 地域限定: 令和7年度は9月28日実施・受験手数料5,500円。令和8年度は観光庁の案内で確認

なお受験手数料は、令和7年6月施行の政令改正で国内5,800円→8,000円、総合6,500円→13,000円に引き上げ られました (観光庁報道発表)。古い情報のまま予算を組まないよう注意してください。申込手順の詳細は 試験日程・受験料・申込方法 にまとめています。

まとめ: 各科目60%を全部で確保。総合は「全科目11.7%」を前提に

旅行業務取扱管理者の難易度は、国内34.1%・総合26.1% (全科目11.7%)・地域限定49.0% (令和7年度) という一次データが出発点です。全区分共通の攻略原則は「各科目60%の足切りを全科目でクリアする」こと。国内はバランス重視で独学圏、総合は海外旅行実務 (200点満点) に重心を置き、国内合格の科目免除も選択肢に入れましょう。具体的な進め方は 勉強法、教材選びは おすすめテキスト を参照してください。


出典:

※合格率・日程・手数料は年度により変わります。受験時は各実施団体の最新の受験案内で必ず確認してください。


関連記事

対象の参考書・問題集も読み放題Kindle Unlimited 30日無料(PR)
🐥

この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 29 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

この記事をシェア

この記事は に最終更新されました