ITパスポートの模試は、点数を見て安心するためのイベントではありません。100問120分の中で、どの分野が300点未満になりそうか、どのタイプの誤答が多いかを見つけるための検査です。
とくに初心者は「総合で600点に近いから大丈夫」と考えがちです。しかしITパスポートは、総合評価点600点以上に加えて、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各300点以上が必要です。模試は総合点より、分野別の穴を見つけるために使います。
この記事では、模試を受ける時期、受験後48時間の復習手順、次の7日間への変え方を整理します。残り1か月の全体計画は ITパスポートの1か月直前プラン、CBT当日の流れは 試験当日の持ち物と流れ で確認してください。
模試は「受けた日」より48時間後が本番
模試で大事なのは、受けた直後ではなく、その後48時間です。点数だけ記録して放置すると、同じ誤答を本番でも繰り返します。
| タイミング | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 模試前 | 120分で100問を解く環境を作る | CBTの集中を再現する |
| 直後 | 総合点と3分野の点を記録する | 300点未満の候補を見つける |
| 24時間以内 | 誤答を4種類に分類する | 復習範囲を絞る |
| 48時間以内 | 次の7日間の勉強に変える | 点数を行動へ変える |
解説を全部読み直す必要はありません。まず、何が原因で外れたのかを分けます。
誤答は4種類に分ける
模試の復習表は、細かくしすぎると続きません。次の4種類で十分です。
| 誤答タイプ | 見分け方 | 次の7日間でやること |
|---|---|---|
| 知らない用語 | 選択肢の意味が読めない | 用語を1行説明にする |
| 読めたが選べない | 2択まで絞って外す | 似た用語の差を表にする |
| 時間不足 | 最後に急いで外す | 1問あたり70秒の感覚を作る |
| 計算・図解不足 | 公式や図が頭に浮かばない | 典型問題を5問だけ反復 |
「知らない用語」は暗記で戻せます。「読めたが選べない」は、知識が浅い状態です。この2つを同じ復習にすると効率が落ちます。
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分野別300点未満を先に消す
模試後は、得意分野を伸ばすより、300点未満になりそうな分野を先に見ます。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 総合600点未満、3分野すべて低い | まだ全体の1周目が薄い |
| 総合600点付近、1分野だけ低い | その分野を7日集中で補修 |
| 総合700点以上、3分野も安定 | 当日練習と忘却対策へ |
| テクノロジ系だけ低い | 計算・ネットワーク・DBを小分けに戻す |
| ストラテジ系だけ低い | 会計・法務・経営用語を1行化する |
ITパスポートは、得意分野だけで逃げ切る試験ではありません。 ITパスポートの難易度 でも整理している通り、3分野の広さがつまずきやすい点です。
2回目の模試は「同じ点」でも中身を見る
1回目から2回目で総合点が大きく伸びないことがあります。そのときも、失敗ではありません。見るべきは分野と誤答タイプの変化です。
| 変化 | 評価 |
|---|---|
| 知らない用語が減った | 進んでいる |
| 読めたが選べない問題が増えた | 次は比較表で伸ばせる |
| 時間不足が減った | CBT慣れが進んでいる |
| 同じ分野が低い | 教材か勉強順を変える |
模試を3回以上受けるなら、毎回新しい問題を探すより、同じ弱点が残っていないかを見ます。新しい模試を増やしすぎると、復習時間が削られます。
模試後48時間のチェックリスト
- 総合点だけでなく3分野の点を記録した
- 誤答を4種類に分けた
- 分野別300点未満の候補を1つ選んだ
- 次の7日間にやる問題数を決めた
- 受験予定日を早めるか、維持するかを決めた
模試は、合否を占うものではなく、勉強の向きを直す道具です。点数に落ち込むより、48時間以内に弱点表へ変えた人の方が次の1回で伸びます。
ITパスポート160問のオリジナル予想問題で、分野別の弱点を確認する
出典:























