結論: 合格率が低いのは「全科目で6割」の足切り制だから
保育士試験の合格率は、近年 約20〜30% で推移しています (令和6年度は約26%)。数字が低めなのは、筆記が 全9科目それぞれで6割以上 を必要とする「足切り制」のためで、1科目でも届かないと不合格になります。逆に言えば、苦手科目を作らず全科目で6割を確保 できれば合格でき、科目合格の持ち越し制度もあります。試験の全体像は 保育士試験とは を参照してください。
合格率の年度別推移
| 年度 | 合格率の目安 | 受験申請者数 |
|---|---|---|
| 令和6年度 (2024) | 約26.3% | 58,767人 |
| 令和5年度 (2023) | 約26.9% | 66,625人 |
| 令和4年度 (2022) | 約29.9% | 79,378人 |
| 令和3年度 (2021) | 約20.0% | 83,175人 |
おおむね4〜5人に1人前後が合格するイメージです。数値は年度や算出方法で変動するため、最新は 公式の実施状況 で確認してください。
なぜ難しいとされるのか
難関とされる理由は、ほぼ 全科目足切り制 に集約されます。
- 総合点ではなく科目ごとに6割 が必要 → 得意科目で苦手を補えない。
- 9科目と範囲が広い → 心理・福祉・保健・栄養・教育など分野が多岐にわたる。
- 配点の小さい科目に注意 → 教育原理・社会的養護は各50点満点で、6割 (30点) を割りやすい。
逆に、出題形式はマークシートの択一式で安定しており、頻出テーマを押さえれば得点しやすい科目もあります。
救済制度: 科目合格は3年持ち越せる
保育士試験には大きな救済制度があります。6割以上を取った科目は 3年間 (その年+翌年度・翌々年度) 有効 な「科目合格」になります。一度で全科目に受からなくても、合格した科目は持ち越せるため、複数回の受験に分けて全科目クリア を目指せます。働きながら挑戦する人にとって、現実的な合格ルートになります。
難易度を踏まえた対策
- 苦手科目を作らない — 全科目で6割を確保する意識で、配点の小さい教育原理・社会的養護も落とさない。
- 科目ごとに計画する — 範囲が広いので、科目単位で学習スケジュールを組む。
- 持ち越しを前提にしてもよい — 1回で全科目が難しければ、3年計画で着実に積み上げる。
具体的な進め方は 保育士試験の勉強法、教材は おすすめテキスト で解説しています。
まとめ: 足切り制を理解すれば道は開ける
保育士試験の合格率が低めなのは、全9科目で6割を求める足切り制 が理由です。裏を返せば、苦手科目を作らず全科目で6割を確保し、科目合格の持ち越し を活用すれば、独学でも合格は十分に狙えます。まずは 受験資格 を確認し、計画的に対策を始めましょう。
