日商簿記3級 仕訳問題 練習問題 第30問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 小口現金係から今週分の交通費3,000円、消耗品費2,000円の支払い報告を受け、小切手を振り出して補給した。なお、当
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 小口現金係から今週分の交通費3,000円、消耗品費2,000円の支払い報告を受け、小切手を振り出して補給した。なお、当社はインプレスト・システム(定額資金前渡制度)を採用している。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. (借) 交通費 3,000、消耗品費 2,000 / (貸) 当座預金 5,000
インプレスト・システム(定額資金前渡制度)とは、小口現金係に一定額を前渡しし、支払い報告を受けるたびに同額を補給して常に一定残高を保つ仕組みです。このシステムでは、小口現金係から支払い報告を受けた時点で各費用を会計帳簿に計上し、同額の小切手を振り出して補給します。
本問では交通費3,000円と消耗品費2,000円を借方に計上し、小切手の振り出しによる当座預金5,000円の減少を貸方に計上します。補給後、小口現金残高は元の定額に戻ります。
「(借) 小口現金 / (貸) 当座預金」は費用の計上がなく、単に会計担当者から小口現金係へ資金を渡す仕訳にすぎないため誤りです。「(借) 交通費、消耗品費 / (貸) 小口現金」は小口現金残高の減少として貸方に計上していますが、インプレスト・システムでは補給により小口現金残高は元の定額に戻るため、この仕訳では補給後も残高が元に戻らず誤りです。
「(借) 小口現金 / (貸) 現金」は現金による補給であり、小切手(当座預金)での補給には当座預金を使うべきなので誤りです。「(貸) 現金 5,000」とする仕訳は小切手を振り出した場合の相手科目として現金を使っており、小切手は当座預金から引き落とされるため誤りです。
インプレスト・システムで報告と同時に小切手で補給すると小口現金は元の定額に戻るため、費用の相手科目は当座預金です。
関連キーワード: 小口現金・インプレスト・システム・定額資金前渡制度・当座預金
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