アガルートの行政書士講座は、受講生合格率52.59%(令和7年度・公表値)と「合格したら全額返金」の合格特典で名前が挙がる講座です。ただしどちらの看板にも読み方があり、そこを理解してから選ぶかどうかで満足度が大きく変わります。
この記事では、価格体系・合格率の算出条件・全額返金の4条件・向く人向かない人を、公式サイトの公表情報(2026年7月14日確認)だけで整理します。他社との比較は行政書士の通信講座おすすめ2026で扱っています。
広告 (PR) — 本記事はぴよパス編集部による講座レビューです。A8.net等のアフィリエイト広告を含みます。リンク経由で申込みがあった場合、当サイトに紹介料が支払われることがあります。推薦内容は紹介料ではなく、公式情報と適用条件、読者が判断しやすいかを基準に整理しています。
結論: 「サポートと特典を条件ごと使い切れる人」向けの高価格帯講座
| 判断軸 | アガルートが向く | 過剰になりやすい |
|---|---|---|
| 学習段階 | 講義で民法・行政法を組み立てたい初学者/伸び悩む経験者 | 市販テキストで自走できる |
| 費用感 | フル系に30万円前後を投資できる | 教材費を数万円以内に抑えたい |
| 特典 | 実名インタビュー込みで全額返金を使い切る | 実名露出に抵抗がある(→お祝い金側) |
| サポート | 質問制度・バーチャル校舎を使う | 質問をほぼ使わない |
| 給付金 | 給付金かお得な方を試算して選べる | 特典と給付金を併用できると思っている(不可) |
行政書士は独学合格者が毎年一定数いる試験なので、全員にアガルートをすすめる理由はありません。向くのは、理解の骨組みを講義で作りたい人と、特典・給付金の条件を読み込んで費用設計に乗せられる人です。
講座と価格の全体像(2026年7月14日確認・税込・セール表示込み)
| カリキュラム | 表示価格 | 対象 |
|---|---|---|
| 入門総合講義(2027年目標) | 166,320円 | 初学者(講義単体・特典対象外) |
| 入門カリキュラム/ライト(2027) | 205,920円 | 初学者(特典対象外) |
| 入門カリキュラム/フル(2027) | 295,020円 | 初学者(全額返金・給付金の対象) |
| 中上級カリキュラム(2026) | 259,160円〜 | 過去問6割は解けるが得点が伸びない経験者 |
| 上級カリキュラム(2026) | 206,910円〜 | 本試験160〜170点程度の再挑戦者 |
| 速習カリキュラム(2026) | 217,800円 | 短期集中(合格特典の対象) |
| キックオフ行政書士 | 43,780円 | 低価格帯の入門商品(特典の対象講座一覧には含まれない) |
確認時点では全講座に何らかのセール表示があり、価格は頻繁に変わります。割引後の価格で買った場合、全額返金の返金額もその割引後価格の税抜額になります(公式注記)。入門は豊村クラス/田島クラスの講師別2クラス制、フルには逐条ローラーインプット・文章理解対策等が追加されます。
「合格率52.59%」の読み方
アガルートは令和7年度試験の実績として受講生合格率52.59%・合格者368名(全国平均14.54%の3.62倍)を公表しています。重要なのは公式自身が明記している算出方法で、これは「合格発表後の受講生アンケート回答をベースに算出」した数字です。
- 全受講生を母数にした悉皆調査ではない
- アンケート回答者ベースの数字は、合格した人ほど回答しやすい偏りを含みうる
- 全国平均14.54%は全受験者の統計で、講座に課金して学習を継続した層とは母集団が異なる
「盛った嘘の数字」ではなく注記付きの公表値ですが、単純に「全国平均の3.62倍受かる」と読むのは不正確です。数字の出どころまで見て、参考値として扱ってください。
全額返金特典の実像 — 4条件と実名露出
合格特典は「①全額返金」か「②お祝い金5万円」の選択制で、対象はフル系カリキュラム+速習のみです(2027年目標は入門カリキュラム/フルのみ。ライト・講義単体は対象外)。
全額返金の条件(4つすべて必須・2026年7月確認)
- 合格通知書データの提出
- 再現記述の提出
- 合格体験記の提出
- 合格者インタビューへの出演
インタビュー映像と体験記は実名で広告等に利用されます。後日削除を希望する場合は返金額全額の返納+事務手数料30,000円(税別)が必要という規定まであるため、「顔と名前が合格広告に載り続ける」ことへの納得が実質的な前提条件です。申請方法・期限は合格発表後1週間以内に案内され、期間経過後は受け付けられません。教育訓練給付金との併用は不可、法人名義の申込も対象外です。
お祝い金5万円側の実像: 条件は合格通知書データ+体験記の2つでインタビュー不要。ただし支給は原稿料5万円から源泉所得税を控除した44,895円のAmazonギフト券で、5万円以上の特典・返金にはマイナンバーカードの写しの提出が必要です。
条件を全て読んだうえで「使い切れる」と思えるなら、この特典は高価格帯の実質負担を大きく下げる設計です。読まずに申し込むと「思っていた全額返金と違う」となりやすい構造でもあります。
サポートの実像
- 質問制度(KIKERUKUN): 講師・有資格者が回答。回数上限あり(2027年目標の入門はフル100回/ライト50回)
- バーチャル校舎: オンライン自習室・受講生交流・月1回の学習サポーター相談 — 2027年目標では入門カリキュラム/フルの受講生のみ
- 講義環境: 製本テキスト+マーカー機能付きデジタルブック・9段階倍速・アプリでダウンロード視聴
- 教育訓練給付金: フルカリキュラムが一般教育訓練給付制度の対象(給付金利用時は合格特典と併用不可)
向かない人
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 費用を最優先で抑えたい | フル系は税込29万〜40万円台の高価格帯 |
| 実名の露出に抵抗がある | 全額返金はインタビュー出演+広告利用が必須(お祝い金側なら不要) |
| ライトや講義単体で特典も欲しい | 特典対象はフル系+速習のみ |
| 数値の算出条件を気にせず比較したい | 52.59%はアンケート回答ベースという注記込みで読む必要がある |
価格帯を抑えつつ講座管理が欲しい人は、7万〜17万円程度の段階設計をとる資格スクエアのレビューも比較候補になります(こちらは合格実績が非公表という別のトレードオフがあります)。独学で進める判断は行政書士は独学か通信講座かで整理しています。
試験の前提(要点のみ)
行政書士試験は300点満点・「法令等50%以上+基礎知識40%以上+全体60%(180点)以上」の3基準を同時に満たす必要があり、合格率はおおむね10〜15%です。40字記述式(60点)と基礎知識の足切りがつまずきどころで、アガルートの再現記述提出という返金条件も、この記述式が合否の急所であることの裏返しです。詳細は行政書士の合格率・難易度を参照してください。
まとめ
アガルートの行政書士講座は、講義とサポートの厚さ、そして条件付きの合格特典に30万円前後を投資するタイプの講座です。合格率52.59%はアンケート回答ベースの注記ごと読み、全額返金は「実名インタビュー出演を含む4条件を使い切れるか」で判断してください。条件が合わない人には、お祝い金側の選択、給付金の利用、より低価格帯の他社、独学という選択肢がそれぞれ残っています。価格・特典条件は変わるため、申込前に必ず公式サイトの最新の原文を確認してください。


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