結論: FP2級は2025年4月から通年CBTへ、紙の一斉試験は終了した
FP2級 (2級FP技能検定) は、2025年4月1日からCBT (Computer Based Testing) 方式へ完全移行しました。これまで年3回の試験日に合わせて受けていた紙の一斉ペーパー試験は、2025年1月実施分をもって終了しています。
まず押さえたい変更点を一覧にします。
| 項目 | 紙の一斉試験 (〜2025年1月) | CBT方式 (2025年4月〜) |
|---|---|---|
| 受験日 | 年3回 (1月・5月・9月など) | 休止期間を除き通年 |
| 解答方法 | マークシート (紙) | パソコン画面で解答 |
| 申込 | 期間限定の受検申請 | CBT運営サイトからWeb申請 |
| 学科・実技 | 原則同日 | 別の日に分けて予約可 |
CBT化はFP3級が先行しており、2級がそれに続いた形です。3級側の流れは FP3級とは|試験概要・2団体の違い・取得メリット で全体像をつかめます。
数値や日程は改定されることがあります。申込前には 日本FP協会 と きんざい の公式案内で最新情報を確認してください。
いつから変わった?移行スケジュールを時系列で整理
「FP2級 CBT いつから」という疑問に対する答えは、申請開始と試験開始で日付が分かれます。
| 時点 | できごと |
|---|---|
| 2025年2月3日 | CBT試験の申請 (予約) 受付スタート |
| 2025年4月1日 | CBT方式での試験スタート (通年受験開始) |
| 2025年1月実施分 | 一斉方式ペーパー試験の最終回 |
つまり、2025年2月から予約が始まり、4月から実際に受けられるという二段構えでした。すでに移行は完了しているため、これから受ける人は紙の試験日程を気にする必要はなく、CBTの空席カレンダーから日を選ぶ形になります。
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申込はどう変わった?Web申請への一本化
紙時代は決められた受検申請期間に手続きしていましたが、CBT化後は CBT運営サイトからのWeb申請に一本化されました。アカウントを作り、希望の会場と日時を空席から選ぶ流れです。
| 申込の段階 | 内容 |
|---|---|
| アカウント登録 | 氏名・生年月日などを本人確認書類と一致させて登録 |
| 試験日の選択 | 申請日のおよそ3日後から、当月を除く数カ月先までの空席を予約 |
| 受検料の支払い | Web上で決済。支払い後は科目変更ができない案内に注意 |
| 予約確認 | 紙の受検票は発行されず、マイページやメールで内容を確認 |
支払い後に団体や実技種目を変えるのは難しいため、申込前に「団体」「実技種目」「同日か別日か」を固めておくことが、紙時代以上に重要になりました。
出題はどう変わった?範囲と合格基準は据え置き
受験の手段は変わりましたが、出題範囲の6分野と合格基準 (各6割) はCBT化の前後で変わっていません。覚える中身が増えたり難しくなったりしたわけではない、という点は安心材料です。
| 出題6分野 (3級と共通) |
|---|
| ライフプランニングと資金計画 |
| リスク管理 |
| 金融資産運用 |
| タックスプランニング |
| 不動産 |
| 相続・事業承継 |
変わったのは解答の操作感です。マークシートを塗る代わりに、画面上で選択肢をクリックして解答します。計算問題は手元の計算用紙とパソコン上の電卓機能などを使う形になり、紙に書き込みながら解く感覚とは少し勝手が違います。出題範囲が3級と同じため、土台づくりには FP3級 独学の進め方 の手順がそのまま2級にも生きます。
学科と実技の試験時間・形式 (日本FP協会の場合)
CBT方式での試験時間と問題数は、団体・種目で定められています。日本FP協会の資産設計提案業務を例にすると、次のとおりです。
| 区分 | 形式 | 問題数 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 学科 | 多肢選択式 | 60問 | 120分 |
| 実技 (資産設計提案業務) | 多肢選択式・記述式 | 40問 | 90分 |
学科は4択中心の60問、実技は計算や穴埋めを含む40問です。合格はそれぞれ6割が基準で、ここも紙時代と同じです。きんざいで受ける場合は実技種目が複数あり、種目によって問題構成が異なるため、選んだ種目の最新要綱を確認してください。
受検料・受験団体|学科5,700円・実技6,000円
受検料はCBT化後も団体共通で、学科と実技で金額が分かれます。両方受けると合計11,700円です。
| 項目 | 金額 (非課税) |
|---|---|
| 学科 | 5,700円 |
| 実技 | 6,000円 |
| 学科+実技 | 11,700円 |
受験団体は 日本FP協会ときんざい (金融財政事情研究会) の2つで、学科は共通問題、実技種目が異なる点は紙時代から変わりません。
| 区分 | 日本FP協会 | きんざい |
|---|---|---|
| 学科 | 共通問題 (4択60問) | 共通問題 (4択60問) |
| 実技 | 資産設計提案業務 (1種類) | 個人資産相談業務など複数から選択 |
| 合格基準 | 学科・実技とも6割 | 学科・実技とも6割 |
どちらで受けても2級FP技能士の国家検定である点は同じです。独学者は対策情報を集めやすい日本FP協会の資産設計提案業務を選ぶ人が多い傾向があります。
通年受験の落とし穴|休止期間と予約のコツ
「通年で受けられる」とはいえ、毎日いつでも受けられるわけではありません。年に数回、予約できない休止期間が設定されています。
| 2026年の休止期間 (目安) | 学習計画への影響 |
|---|---|
| 5月下旬 (5/24〜5/31あたり) | 5月末に仕上げる計画は前倒しする |
| 年末年始 (12/28〜1/5あたり) | 年内に受けるなら12月前半までに予約 |
| 年度末 (3/25〜3/31あたり) | 3月後半の駆け込みを避ける |
通年化で「いつでも受けられる」と思うと、かえって先延ばしになりがちです。CBTは人気日や都市部の会場から埋まるため、受けると決めたら2週間ほど先までに予約を入れて、そこから逆算して仕上げるのが現実的です。正確な休止日程は公式の試験日程ページで確認してください。
紙時代との違いを一覧で整理
ここまでの内容を、これから受ける人の視点で1表にまとめます。
| 比較軸 | 紙の一斉試験 | CBT方式 (現行) |
|---|---|---|
| 受験機会 | 年3回 | 通年 (休止期間を除く) |
| 申込方法 | 受検申請期間に手続き | CBT運営サイトでWeb申請 |
| 解答 | マークシート | パソコン画面 |
| 学科・実技の受け方 | 原則同日 | 別日に分割可 |
| 受検料・出題範囲・合格基準 | — | 据え置き (各6割・6分野) |
CBT化の本質は「中身の難化」ではなく「受け方の自由化」です。自分のスケジュールに合わせて受験日を組める分、計画を立てて準備を進めれば、紙時代より戦いやすくなった面もあります。
まとめ|次の一歩
FP2級は2025年4月から通年CBTに移り、申込はWeb申請、学科と実技は別日でも予約できるようになりました。出題範囲と合格基準は据え置きのため、やるべき学習の中身は変わりません。
受験資格のルートをまだ確認していない人は、まず FP2級の受験資格|3級合格・実務2年・認定研修の3ルート で自分が受けられる条件を押さえましょう。3級の知識から積み上げ直したい人は、ぴよパスのFP3級 演習ハブ で6分野の弱点を洗い出してから2級学習に入ると、CBTの予約から逆算した準備がスムーズになります。受験団体と実技種目を1つ決めて、今日から空席カレンダーの確認を始めましょう。
出典:
- 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 (CBT試験)」
- 日本FP協会「2級FP技能検定のCBT化のご案内」
- 一般社団法人 金融財政事情研究会「2025年4月以降の技能検定の実施について」
- きんざい「FP2級・3級 (CBT方式) 受検申請」



































