ぴよパスでは、この大問1と同じ形の4択を、名詞・動詞・形容詞と副詞・熟語の4つのカテゴリに分けて120問用意しました。英文も解説もすべてぴよパスが作ったオリジナル予想問題で、無料で解けます。
単語が問われるのは、リーディングの大問1
日本英語検定協会の「1級の試験内容」のページによると、一次試験のリーディングは次の3つの大問です。
| 大問 | 何をするか | 問題数 | 解答の形 |
|---|---|---|---|
| 短文の語句空所補充 | 文脈に合う適切な語句を補う | 22 | 4肢選択 |
| 長文の語句空所補充 | パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う | 6 | 4肢選択 |
| 長文の内容一致選択 | パッセージの内容に関する質問に答える | 7 | 4肢選択 |
時間はリーディングとライティング(英文要約と英作文)を合わせて100分、リスニングが約35分です。
英検CSEスコアについて、協会は「同じ技能の問題であれば、どの問題で正解してもスコアへの影響は同じ」と説明しています。リーディングの35問のうち22問が大問1なので、単語と熟語の4択は、リーディングのスコアの土台になります。
2024年度第1回からの問題形式のリニューアルで、1級の大問1は単語問題が3問減り、今の22問になりました。
1級の単語の水準と、準1級との違い
協会は1級の目安を「大学上級程度」としています。ぴよパスでは、単語の難しさをそろえるために、Octanove Labs の語彙表「Octanove Vocabulary Profile C1/C2」を物差しにして、名詞・動詞・形容詞と副詞の正解をこの表の C1 の語にしました。準1級の問題は、東京外国語大学 投野由紀夫研究室の「CEFR-J Wordlist Version 1.6」の B2(この一覧でいちばん上の段)の語が中心なので、1級ではその上の段の語を扱います。準1級までの問題で正解にした語は、1級の正解にはしていません。
| カテゴリ | どんな語か | 例 |
|---|---|---|
| 名詞 | 社会・医療・仕事・暮らしの話題の名詞 | impediment(妨げ)、deprivation(欠乏)、respite(ひと息) |
| 動詞 | 意味の近い動詞、つづりの似た動詞 | relinquish(手放す)、scrutinize(念入りに調べる)、forfeit(放棄する) |
| 形容詞・副詞 | 人柄・様子・程度を表す語 | tedious(退屈で骨の折れる)、candid(率直な)、beforehand(前もって) |
| 熟語 | 動詞を使った熟語(句動詞)、決まった言い方 | crack down on、come to terms with、zero in on |
熟語は語彙表に載っていないので、1級の英文でよく使う言い方をぴよパスが選び、意味を英語の辞書で確かめました。
例題(ぴよパスのオリジナル問題)
( )に入る最も適切な語を選びなさい。
Poor internet access remains a major ( ) to remote work in some rural areas, where many people still cannot join video meetings without problems.
1 incentive 2 impediment 3 endorsement 4 catalyst
答えと解説
正解は 2 の impediment(妨げ、障害)です。「Poor internet access」とあり、離れた場所での仕事を進めにくくするものを表す語が入ります。訳は「一部の地方では通信環境の悪さが今もリモートワークの大きな妨げで、多くの人がビデオ会議に問題なく参加できずにいる」です。
いちばん迷うのは 1 の incentive(やる気を起こさせるもの)です。「a major incentive to 〜」と同じ形で使えますが、物事を後押しするものなので、悪い通信環境を述べるこの文とは向きが逆です。
残りの語:3 endorsement(支持、推薦)、4 catalyst(きっかけ、触媒)。「an impediment to 〜」(〜の妨げ)の形で使い、「obstacle」と近い意味です。
ぴよパスの問題は、どれもこの形の解説がついています。正解の語の意味、英文の訳、文のどこが手がかりか、残り3つの語の意味、覚え方の一言です。
4択で覚えるときのコツ
1. 空所の前後の小さな語まで見る
1級の大問1は、4つの選択肢がどれも難しい語なので、意味だけで迷うことがあります。そのときは空所の前後の小さな語を見ます。「succumb to 〜」(〜に屈する)のように、いつも決まった語と組む語は、組む語ごと覚えておくと消去に使えます。ただし例題の「to」のように、2つの語のどちらとも組む場合は、文の意味で決めます。
2. つづりの似た語を並べて覚える
1級では、つづりの似た語が並ぶ問題がよくあります。
- spacious(広々とした)と specious(もっともらしいが誤った)
- negligible(ごくわずかな)と negligent(不注意な)
- sedentary(座ってばかりの)と sedate(落ち着いた)
3. 熟語は、動詞と小さな語を分けて考える
句動詞は、同じ動詞や同じ小さな語(on・up・in など)を使った選択肢が並びます。「hinge on」(〜次第で決まる)と「touch on」(〜に軽く触れる)のように、同じ「on」でも意味がまったく違うので、動詞の元の意味(hinge=ちょうつがい)から覚えると混ざりにくくなります。
4. 間違えた問題は、日をあけて解き直す
1回で覚えきれなかった語は、数日あけてもう一度解きます。ぴよパスでは、間違えた問題を集めて解き直せます。忘れかけたころに問題を出し直す「今日の復習」と、大問1と同じ22問を通す模擬試験は Premium の機能です。
ぴよパスで扱っていないこと
ぴよパスの英検®1級の問題は、単語・熟語の4択だけです。長文の空所補充と内容一致、英文要約と英作文、リスニング、二次試験の面接は扱っていません。また、協会が公開している試験問題を掲載・再現したものではありません。
1級の前に語彙を固めたい方は、同じ形の英検®準1級の単語・熟語の4択から始められます。
英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
出典
- 日本英語検定協会「1級の試験内容」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html (2026年10月30日に確認)
- 日本英語検定協会「2024年度 英検 問題形式リニューアル」 https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/index.html (2026年10月30日に確認)
- 日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」 https://www.eiken.or.jp/eiken/result/eiken-cse_admission.html (2026年10月30日に確認)
- 『Octanove Vocabulary Profile C1/C2』ver 1.0、Octanove Labs(CC BY-SA 4.0。https://github.com/openlanguageprofiles/olp-en-cefrj より 2026年10月取得)
- 『CEFR-J Wordlist Version 1.6』東京外国語大学投野由紀夫研究室(http://www.cefr-j.org/download.html より 2026年10月ダウンロード)




