第三種冷凍機械責任者 保安管理技術(冷凍理論・冷凍サイクル) 練習問題 第26問: 圧縮機の油戻し(油回収)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
圧縮機の油戻し(油回収)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 3. 油分離器は圧縮機の吐出側(高圧側)に設置され、高圧ガス中に混入した油を分離して圧縮機に戻す
「油分離器は圧縮機の吐出側(高圧側)に設置され、高圧ガス中に混入した油を分離して圧縮機に戻す」が正しい。油分離器は吐出ガス中に混入した潤滑油を遠心力・重力・衝突などにより分離し、圧縮機のクランクケースに戻します。アンモニア装置では潤滑油(鉱油)と冷媒が分離する性質があり、油は冷媒より比重が大きいため蒸発器の底部に溜まる傾向があります。このためアンモニア装置の油戻し方法は具体的には、(1) 蒸発器底部に油抜きバルブ(オイルドレン弁)を設けて運転中・停止中に定期的に手動で油を抜き取り、(2) 抜いた油は油溜め(オイルリザーバ)または専用の油回収器に集めて加熱・分離後にクランクケースへ戻す、(3) フラッディング式(満液式)蒸発器では低圧受液器底部に油溜まりを設けて自動油戻し配管で圧縮機へ戻す、といった方式が一般的です。「圧縮機の潤滑油は蒸発器には到達せず、すべて油分離器で回収される」は誤りで、完全な油分離は困難で一部の油は冷媒とともに蒸発器に到達します。「潤滑油が蒸発器の伝熱管内面に付着すると、伝熱性能が向上する」は誤りで、油膜は熱抵抗となり伝熱性能が低下します。「アンモニア冷媒は潤滑油と完全に混合するため、アンモニア装置には油分離器が不要である」は逆で誤り。アンモニアは鉱油と分離する性質があるため油分離器と油戻し設備が特に重要です。「油分離器で分離できなかった油は、圧縮機吐出ガスとともに系外へ自動的に排出される」は誤りで、油は系外へ排出されず装置内を循環して蒸発器底部に蓄積するため、油抜き・油戻し配管の設計が必要です。
関連キーワード: 油分離器・油戻し・アンモニア・蒸発器底部・油抜きバルブ・オイルドレン
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