衛生管理者 第一種 vs 第二種
50 人以上の事業場で必置の衛生管理者には第一種・第二種の 2 種類があり、選任できる業種が異なります。 自分の勤務先で必要な区分はどちらか、両試験の難易度・受験資格・科目構成を徹底比較し、最短合格までの道のりを解説します。
第一種と第二種の違い
第一種衛生管理者は全業種で衛生管理者として選任可能で、特に製造業・建設業・運送業など「有害業務を含む業種」では必須資格です。第二種衛生管理者は有害業務を含まない業種 (金融・小売・サービス・通信など) でのみ選任可能で、試験範囲が一回り狭い分、合格しやすい設計になっています。
スペック比較

第一種衛生管理者
労働安全衛生法に基づく国家資格。第二種よりも上位で、有害業務を含むあらゆる業種の事業場で衛生管理者として選任できる。製造業・建設業・運輸業・医療業等で必須。有害化学物質・電離放射線・粉じん・有機溶剤など有害業務に関する専門知識が求められる。合格率は約46%。
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第二種衛生管理者
労働安全衛生法に基づく国家資格。常時50人以上の労働者を使用する事業場では衛生管理者の選任が義務付けられており、第二種は有害業務を除く一般的な事業場(情報通信業・金融業・小売業等)で活躍できる。合格率は約50%前後で取得しやすい実務直結の資格。
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衛生管理者に関するよくある質問
- 第一種と第二種、どっちを取るべき?
- 勤務先の業種で決まります。製造業・建設業・運送業・農林水産・電気・ガス・熱供給・医療・清掃などの「有害業務を含む業種」に勤める/勤めたい場合は第一種が必須。それ以外 (オフィスワーク中心の金融・小売・サービス・通信業) は第二種で十分です。第一種は第二種の上位互換 (全業種カバー) のため、業種が変わる可能性があれば第一種を取得しておくと万全です。
- 難易度の差はどれくらい?
- 第一種の合格率は約 46%、第二種は約 50% で大きな差はありませんが、第一種は「有害業務に係る労働衛生」の専門問題が追加で 10 問出るため、暗記量が約 1.5 倍になります。第二種を取得済みの場合は科目免除制度で第一種受験時に 6 科目→1 科目 (有害業務関係のみ) になるため、段階的取得もアリです。
- 受験資格はありますか?
- 両試験とも受験資格があります: (1) 大卒/高専卒で実務経験 1 年以上、(2) 短大卒で実務経験 3 年以上、(3) 高卒で実務経験 5 年以上、(4) その他学歴で実務経験 10 年以上、のいずれか。実務経験は「労働衛生の実務」(衛生管理担当・安全衛生委員会出席・健康診断業務など) を指し、企業発行の証明書が必要です。
- 勉強時間の目安は?
- 第二種は 50-80 時間、第一種は 80-120 時間が標準的な目安です。労働基準法・労働安全衛生法・労働生理の暗記中心で、過去問演習を 3-5 周することで合格水準に達します。ぴよパスの 160 問オリジナル予想問題で頻出論点を重点学習すれば短期合格も狙えます。
- 選任義務 (衛生管理者の必置基準) は?
- 労働者 50 人以上の事業場で衛生管理者の選任が義務付けられており、規模により 1-6 名の選任が必要です。製造業など有害業務がある事業場では第一種衛生管理者が必須で、第二種では選任できません。資格手当は月 3,000-10,000 円が相場で、選任業務に就くとさらに役職手当が付くケースもあります。
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